こわくないおばけ

日記のようなもの

鳥の餌台④

前回:鳥の餌台③

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ベランダでときどきスズメに餌を与えているのだけど、屋根がないので雨が降ると餌のお皿が水浸しになって餌がぐちゃぐちゃになってしまうので屋根を作ることにした。

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これで雨が降ってもごはんがぐちゃぐちゃにならない。

はじめは警戒するからしばらくしないと来ないと思っていたらけっこうすぐにスズメやってきた。

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お祭り台にも三角形の屋根が付いた。たまにスズメが乗っている。

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40年前の文鳥の飼い方

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2016年現在から約40年前、昭和50年代は史上最大の文鳥ブームだった。文鳥の里、愛知県弥富市では46万羽が生産された年もあるほどだ。そんな時代の文鳥の飼い方の古本を入手した。

今よりもずっと文鳥を飼う人の多かった頃に出版された本。実際、この本は、文鳥のあらゆることを網羅している。病気やけがをしたときの処置まで詳細に書いてあるのは、おそらく今ほどちゃんと小鳥を診てくれる動物病院も多くなかったためだろう。一方で、今ではなかなか考えられない記述や表現、また文鳥展覧会などの当時の文化も見受けられました。おもしろいのでちょっと紹介。

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虫けらホテル ①

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ビオトープ入門―生きものをわが家に招く

生き物を庭に呼ぶビオトープのつくり方を紹介している本。入門というタイトルだけあって様々なビオトープの作り方が載ってる。

池を掘ったり、いろんな草木を植えてミニ雑木林を作ったりして、多様な食物連鎖の生態系をつくる。どれも楽しそうだけど、こういう本格的なビオトープはそれなりに広い庭がないとできない。マンションのベランダで出来ることは、プラ船でメダカの池を作ったり、柑橘類を鉢で育ててチョウに来てもらうぐらい。

石ころや古瓦、古い竹の束などの廃材を使って、益虫であるドロバチや、トカゲやヤモリの越冬場所や隠れ家を作る、「エコスタック」なるものが2ページくらい書かれていた。

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エコスタック - Google 検索

もっと詳しく知りたかったので、ネットでいろいろ調べているとそもそもエコスタックは和製英語であり、海外では、insect hotel というものにあたるようだ。虫のホテル。画像検索をすると、まるで妖精の家のようなすてきな虫ホテルがたくさん出てきた。

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Insect hotel - Google 検索

以下、勝手に虫けらホテルと呼ぶことにする。

wikipedia の insect hotel の記事には英語の他に、デンマーク、ドイツ、スペイン、フランス、オランダ、ノルウェーポーランドセルビアの言語での記事があることから、主に欧州の文化だと思う。学校や公園にこういう虫けらホテルを建てて、こどもたちの環境教育として定着しているそうだ。

よく日本は「昆虫の多い国で昆虫採集が盛ん、日本人は虫好き、虫の声は雑音とちがうんだよ」とかいうのを耳にするけど、こういう外国の虫文化を知ると、べつに虫好きなのは日本人だけじゃないな、という気がする。実際、私自身、大人になってから積極的に虫が好きというの人にあまり会ったことがない。

かっこいい虫けらホテルを作って設置すれば、マンションのベランダでもいろんな生き物がやってくるかも知れない!

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でも今年はもう時期的にちょっと遅いかな。

つづく

虫けらホテル②

苔と宇宙の八ヶ岳 2016.9

シトシトと雨の降る連休に八ヶ岳に行った。
八ヶ岳は、長野県と山梨県の境にある連峰の総称。南北30km余りの山体で、その裾野には高原が広がるなんとなく居心地が良い場所だ。私の経験から言うと、標高が高いところには基本的に気持ちのよいものしかない。それはずっと雨でも変わらない!

白駒の池と苔の森
八ヶ岳の北部、標高2,115メートルにある白駒の池。
苔むした原生林の中にあって、遊歩道で池を一周できる。雨が降ってるので、かっぱ装備で散策。雨で元気なうつくしい苔の森。

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野辺山宇宙電波観測所
国立天文台の施設。高原に立ち並ぶこの巨大なパラボラアンテナは、電波望遠鏡。一番大きいもので直径45メートル。電波望遠鏡とは、ふつうの光学望遠鏡とちがって、目には見えない宇宙からの電波を観測する。星の生まれるところや光の届かない遠くの宇宙の様子がわかるとのこと。電波を観測する場所なので携帯電話はオフか機内モードにして見学。

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ちなみに八ヶ岳の北には、JAXAの臼田宇宙空間観測所という直径64mの日本一のパラボラアンテナがある。八ヶ岳は宇宙が近い。

まきば公園(八ヶ岳牧場)
ウシとかポニーとか人なつこいヤギがいる。ヤギになつかれてどうしたらいいのかわからなくて困惑した。びしょ濡れのヤギは積極的にはさわりたくないのである。でも牧場って好きです、すごく穏やかな感じがする。

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やまねミュージアム
日本で唯一のヤマネの博物館。あの小さなかわいい動物ヤマネのことがよくわかる博物館。時間が余ったので行ってみた。写真は撮り忘れました。冬には冬眠中のヤマネが見られるらしいけど、どうやって連れてくるのかな…。

吐竜の滝
清里近くの川俣川渓谷にある滝。かなりかっこいい滝です。見応えがあって思わず、おおーっと感動する。でも、滝のそばにしばらくいると激流・爆音がだんだんうるさくて落ち着かない。滝はサッと見てサッと帰るのが良いとおもった。

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この連休中はずっと天気が悪く、旅行中も、最初から最後までほとんど雨だった。
行動は制約されるし、眺望もほぼないけど、雨の八ヶ岳も趣があってなかなかよいものだ。肝心の八ヶ岳の山容は一度も見られなかったが。

南伊豆の海 2016.9

数年前に伊豆半島を車でぐるっと一周したとき、最南端の石廊崎付近の展望台から、やたらときれいな海水浴場が見えて、どうやって行くのかな?と友人と話したことがあった。あとで調べたら、最初ネットで話題となり、今では多方のメディアで取り上げられることが多くなったヒリゾ浜という、渡し船でしか行けない非常に美しい海岸だった。この度、南伊豆に遊びに行くことになったので、ここで泳いでみたい。

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画像:南伊豆観光協会HPより

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土を使わないで野菜を作る

プランターと並行して、水耕栽培で野菜を作ってる。

今のところレタス、サラダ菜、水菜、パクチーラディッシュ、枝豆、ミニトマトなどが収穫できた。

栽培器はメーカーが出している専用のものも売ってるけど、けっこうな値段するので、自作するのがオススメ。100均や身近にあるもので簡単に仕組みは作れるし、いろいろ工夫もできて楽しい。

液肥(肥料)は専用のものを使う必要がある。初心者にも扱いやすいハイポニカという液体肥料。500倍に薄めて使う。500mlで1200円くらい。

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協和 ハイポニカ液体肥料 500ml(A・Bセット)

 

【やりかた1】水切りかごとお茶パック、ハイドロボールで作る

お茶パック(100均で売ってる)の中に土の代わりのパーライトもしくはハイドロボールを詰めて、種をぱらぱら蒔いて、キッチンの水切りかごに並べて入れて液肥を加えた水を、袋が少し浸かるくらい注ぐ。水が減ったら追加するだけ、あとは発芽したら良きタイミングで間引く以外はだいたい放置。

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本やネットの記事では土の代わりはパーライトを使うのが多い。はじめはパーライト使ったけど、一度きりの使い捨てになるので、値段は少し高いが洗えば何度でも使えるハイドロボール(ハイドロカルチャー用土)を使うことにした。

密集してるのであんまり大きくならない葉モノなどが向いていると思う。

パクチー

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ラディッシュ

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レタス

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収穫したあとは根や汚れたお茶パックは捨てて、ハイドロボールを洗って干して再利用。

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【やりかた2】空きのペットボトル、スポンジなどで作る

【1】に比べると少し本格的な気がする。こちらの本を買った。容器の作り方や野菜別の育て方が詳しく書いてある。

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かんたん!水耕栽培 土を使わないはじめての野菜づくり

2Lのペットボトルを上の方で切って、上容器に苗を固定、下容器に水を入れる。アルミホイルをぐるぐる巻いて遮光して水温が上がらないようにする。

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上記の本では、固定用にパームピートという椰子の繊維を砕いたものを使ってるが、手に入らなかったので100均のスポンジをカットして土台を作った。

ミニトマト

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水槽などで使うエアポンプで根に空気を送ると良く育つようなのでブクブクを突っ込んだ。本当はブクブクを使う場合はもう少し大きな容器でやるって書いてあった。

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管を通気口から通した。ポンプ自体は部屋の中。管は途中で分岐させ同時に2つの容器に空気を送ってる。

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枝豆。こちらはエアポンプは使ってない。使わなくても十分育った。

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食べました。

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【虫が発生するのを防ぐ方法】

ネットで見た記事に書いてあったので真似したら便利だった。100均の大型の洗濯ネットと、メッシュBOXで作る防虫ネット。この中に容器を突っ込んでチャックを閉めれば害虫が入り込むのを防ぐことができる。ただ光量は多少落ちるのと、風がなくなるので実をつける野菜は受粉を手伝う必要があると思う。

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水菜

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防虫ネットカプセル|ニャハハの家庭菜園-ポタジェと水耕栽培

 

【雨よけ部屋】

屋根のないところに置く場合、雨が降ったら溶液を全入れ替えしないといけないので、即席雨よけ部屋を作った。

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雨水が入らなくても1ヶ月に1回程度は溶液を全入れ替えするとのことだがめんどくさいのでやってない。

 

 【まとめ】

良いところ

土を使わないので使い終わった土の処理も必要ない。

連作障害がない。

狭い場所でも大丈夫。

工作が楽しい。

悪いところ

野菜が大きくならない。(やり方次第?)

作った用具のあと片付けがめんどくさい。

一通りやるとそれで満足してずっと継続しようとはあまり思わないかも。これは私が飽きっぽいだけ。

水耕には水耕の特殊なコツがあるようなので、試行錯誤が必要。安定度で言ったらやはり土か。

 

気になる「味」は、やっぱり土で作った方がおいしい気がする?土で作った野菜はうまい!という先入観や自然ぽくない見た目のせいかもしれない。良い舌を持ってないのでよくわかりません。

 

おまけ

ハイポニカを作ってる会社では同液肥で育てたトマトの”木”がある。なんと1,7000個のトマトが採れるとのこと。すごい。見た目がすごい。

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ハイポニカについて | 協和株式会社

 

追記

寒くなってきたので大半の野菜は片付けたが、日当りの良い場所でクレソンを育てている。クレソンは水が好きなので水耕栽培に向いているのだ。これは一年中収穫できそう。

クレソンを栽培する - こわくないおばけ

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道迷い遭難

この本読みました。道に迷って遭難した人たちの記録。

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http://www.amazon.co.jp/dp/4635140067

どの事例もきっかけはちょっとしたルート選択のミス。登山の鉄則は「おかしいと思ったら引き返す」「迷ってしまったら決して沢には下らず、尾根を目指して登ること」ということなんだけど、早く下りたい気持ちで沢を下ってしまう人が多い。そして沢には崖や滝があることが多く、進めば進むほど行動不能に陥っていく。

遭難してしまうと登山経験豊富な人でも冷静な判断をするのは非常に難しく、あとで思い返せばどう考えても間違っていた行動をとってしまうことが多いそうだ。
日が暮れる前に早く下山しなくちゃという焦りが募り、滝から飛び降りて足の骨を折って動けなくなったとか。冬山で些細な判断ミスを重ねてしまった結果、凍傷になって最終的に手の指を何本か失うことになったり。
幻聴・幻覚に悩まされることもある。木々のざわめきが人の話し声に聞こえ「助けに来てくれた!」と勘違いしたり、突然目の前に電話ボックスが現れて「ここは迷いやすいから誰かが設置してくれたんだな」とか。冷静に考えたら到底ありえない。

またちがった意味で悲惨だったのが、数十人の大きなグループで遭難した事例の話。
捜索隊が出動して救助されたまではいいけど、遭難者の数が多いだけに、マスコミが大量に押し寄せて、実のところは大した遭難でもないのに大騒ぎになってしまい、リーダーの人は叩かれ炎上し、鬱になっちゃってしばらく引きこもり状態になったとか。

この事例は、千葉の山の話。千葉の山?千葉にそんな険しい山あったっけ…?意外に思ったが、千葉の山はとても迷いやすいらしい。そういえばマザー牧場や鋸山に行った時に高いところから見えたのは、同じような低い山がどこまでもずっと続いてる景色だった。確かにわからなくなりそうだなと思った。

自然のあるところが好きなので私も山にはよく行ったりするけど、登山目的では行ったことはほとんどない。もっぱらロープウェイで上がって山頂付近の整備された散策路を歩くとか。

そういえば、一回ちょっとだけ遭難しかけたことがあったのを思い出した。山奥に廃村があるというのを聞いてひとりで探検に出かけたとき、廃村の中を歩き回ってるうちに変な道に入ってしまってどんどん先に進んだら道がなくなってきて、やばいなと思って戻ろうとしたら、どっちに行けばいいのかわからなくなった。しばらくウロウロしてたら運よく元の道に出られたのでよかったけど、あのまま遭難してたら、山の装備も知識もゼロ、一人暮らしで行き先を誰にも伝えてなかったし、捜索もされずひっそり骨になっていたかも。山とは本当に遊びで入っちゃ行けないんだなと思った。

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