こわくないおばけ

日記のようなもの

虫けらホテル ②

前回の記事・虫けらホテル ① - こわくないおばけ

虫けらホテル(insect hotel あるいはエコスタック)とは、虫のすみかを作るタイプのビオトープ。石ころや木、廃材などを積み上げて作るのだが、生き物を呼ぶのにいちばん必要なのはやっぱり「土」しかないと思う。

しかしマンション住まいでは自分専用の土壌を用意することができない。立派な虫けらホテルを建ててもそこに土がなければ、ベッドのないホテルと同じ。

ベランダの床に直に土を敷くのは、たぶん管理規約上NGだから、せめて虫けらホテルの土台になるくらいの広めのプランターを用意しようと思い、かっこ良さそうなプランターを作ることにした。

f:id:obakediary:20170105135146j:plain

▲設計図を書いた

f:id:obakediary:20170105135546j:plain

▲木材を買ってきた

f:id:obakediary:20170105135619j:plain

▲土台を作る

f:id:obakediary:20170105135715j:plain

▲詰め放題400円で手に入れた端材で枠を作る。

f:id:obakediary:20170105135801j:plain

f:id:obakediary:20170105135830j:plain

▲オイルステイン塗る

f:id:obakediary:20170105135929j:plain

▲野菜作ったあとの古い土を入れた。土の厚さは5cm

f:id:obakediary:20170105140017j:plain

▲拾ってきた木の枝や石ころを積み上げて虫が入り込めそうな空間をちょっとずつ作ったり、季節が進んでそのうちに勝手に雑草が生えたりすればいいと思う。

f:id:obakediary:20170105140632j:plain

▲こういうスキマは虫が入ったらgoodでしょう。 

虫けらホテル③

御岳山を散歩した

御岳山は東京都青梅市にある標高929mの山。

おんたけさん? “みたけさん” です。

JR青梅線御嶽山駅までは新宿から1時間半。山頂付近まで行けるケーブルカーの駅までバスで10分。ふらっと行くのにはちょうどよい。気軽に行ける都内の山といえば高尾山だけど、土日はもちろん平日に至っても混雑していると聞く。この日は平日であったけど、御岳山に人は少なかった。

f:id:obakediary:20161209184229j:plain

▲ケーブルカー。木がよく見える。

f:id:obakediary:20161209184249j:plain

▲山頂駅。

f:id:obakediary:20161209184301j:plain

▲山頂駅の広場からの展望。スカイツリーとか東京方面が見える。

f:id:obakediary:20161209185114j:plain

▲山上の武蔵御嶽神社へは徒歩25分。門前町の集落の中を歩いて行く。

f:id:obakediary:20161212163756j:plain

▲宿坊が20軒くらいあるらしい。山岳信仰が盛ん。

f:id:obakediary:20161212163539j:plain

f:id:obakediary:20161212164118j:plain

f:id:obakediary:20161212164131j:plain

人はいないが、お店はちゃんと開いていて寂れているわけでもなく、休日などは意外と多くの人が訪れるようなかんじだった。

f:id:obakediary:20161212164311j:plain

▲武蔵御嶽神社

近くに大口真神社という御嶽神社の眷属である狼を祀っている神社がある。ここでは犬のお祓いもやってくれるらしい。ケーブルカーに犬も乗車可能なので、一緒に参拝できる。犬の絵が描いてあるお守りとかお札を売っていたけど、ほんものの犬の姿は今日はなし。

f:id:obakediary:20161212165333j:plain

 

地図に滝があるって書いてあったので、行ってみることにした。

f:id:obakediary:20161212165355j:plain

▲初めて登山ぽい道を歩く。

f:id:obakediary:20161212165521j:plain

▲急な階段などをどんどん下って行く。これ、山頂駅まで戻るのたいへんじゃないの…という不安が増す。

f:id:obakediary:20161212165709j:plain

▲七代(ななよ)の滝

3〜4mくらいの小さな滝。きれいでうるさくなく、居心地がよかった。

ロックガーデンとかいうきれいな渓流があるそうだが、けっこう日が傾いてきたので戻ることにした。戻る道はやっぱり傾斜がきつくつらかった。山は好きだけど登山はそんな好きじゃない。

f:id:obakediary:20161212165956j:plain

日が暮れた。

f:id:obakediary:20161212170406j:plain

下りのケーブルカー乗って帰った。普通にiphoneで撮った写真なのにかなりパースがかかったように見えるケーブルカー。おもしろい乗り物。

最近、犬を飼いはじめたので、犬が大きくなったら一緒に来ても良いとおもった。神社でお祓いをしてもらう犬は想像しただけでなんだかおもしろそうな光景だ。

 

f:id:obakediary:20161212170438j:plain

お昼に食べた鴨南蛮がおいしかった。

 

鳥の餌台④

前回:鳥の餌台③

f:id:obakediary:20161122104257j:plain

ベランダでときどきスズメに餌を与えているのだけど、屋根がないので雨が降ると餌のお皿が水浸しになって餌がぐちゃぐちゃになってしまうので屋根を作ることにした。

f:id:obakediary:20161122104456j:plain

f:id:obakediary:20161122104533j:plain

f:id:obakediary:20161122104551j:plain

f:id:obakediary:20161122104603j:plain

 

f:id:obakediary:20161122104639j:plain

これで雨が降ってもごはんがぐちゃぐちゃにならない。

はじめは警戒するからしばらくしないと来ないと思っていたらけっこうすぐにスズメやってきた。

f:id:obakediary:20161122104900j:plain

 

お祭り台にも三角形の屋根が付いた。たまにスズメが乗っている。

f:id:obakediary:20161122105023j:plain

 

40年前の文鳥の飼い方

f:id:obakediary:20161118134502j:plain

 

2016年現在から約40年前、昭和50年代は史上最大の文鳥ブームだった。文鳥の里、愛知県弥富市では46万羽が生産された年もあるほどだ。そんな時代の文鳥の飼い方の古本を入手した。

今よりもずっと文鳥を飼う人の多かった頃に出版された本。実際、この本は、文鳥のあらゆることを網羅している。病気やけがをしたときの処置まで詳細に書いてあるのは、おそらく今ほどちゃんと小鳥を診てくれる動物病院も多くなかったためだろう。一方で、今ではなかなか考えられない記述や表現、また文鳥展覧会などの当時の文化も見受けられました。おもしろいのでちょっと紹介。

続きを読む

虫けらホテル ①

f:id:obakediary:20161005170706j:plain

ビオトープ入門―生きものをわが家に招く

生き物を庭に呼ぶビオトープのつくり方を紹介している本。入門というタイトルだけあって様々なビオトープの作り方が載ってる。

池を掘ったり、いろんな草木を植えてミニ雑木林を作ったりして、多様な食物連鎖の生態系をつくる。どれも楽しそうだけど、こういう本格的なビオトープはそれなりに広い庭がないとできない。マンションのベランダで出来ることは、プラ船でメダカの池を作ったり、柑橘類を鉢で育ててチョウに来てもらうぐらい。

石ころや古瓦、古い竹の束などの廃材を使って、益虫であるドロバチや、トカゲやヤモリの越冬場所や隠れ家を作る、「エコスタック」なるものが2ページくらい書かれていた。

f:id:obakediary:20161005160831j:plain

エコスタック - Google 検索

もっと詳しく知りたかったので、ネットでいろいろ調べているとそもそもエコスタックは和製英語であり、海外では、insect hotel というものにあたるようだ。虫のホテル。画像検索をすると、まるで妖精の家のようなすてきな虫ホテルがたくさん出てきた。

f:id:obakediary:20161005160754j:plain

Insect hotel - Google 検索

以下、勝手に虫けらホテルと呼ぶことにする。

wikipedia の insect hotel の記事には英語の他に、デンマーク、ドイツ、スペイン、フランス、オランダ、ノルウェーポーランドセルビアの言語での記事があることから、主に欧州の文化だと思う。学校や公園にこういう虫けらホテルを建てて、こどもたちの環境教育として定着しているそうだ。

よく日本は「昆虫の多い国で昆虫採集が盛ん、日本人は虫好き、虫の声は雑音とちがうんだよ」とかいうのを耳にするけど、こういう外国の虫文化を知ると、べつに虫好きなのは日本人だけじゃないな、という気がする。実際、私自身、大人になってから積極的に虫が好きというの人にあまり会ったことがない。

かっこいい虫けらホテルを作って設置すれば、マンションのベランダでもいろんな生き物がやってくるかも知れない!

f:id:obakediary:20161005161010j:plain

でも今年はもう時期的にちょっと遅いかな。

つづく

虫けらホテル②

苔と宇宙の八ヶ岳 2016.9

シトシトと雨の降る連休に八ヶ岳に行った。
八ヶ岳は、長野県と山梨県の境にある連峰の総称。南北30km余りの山体で、その裾野には高原が広がるなんとなく居心地が良い場所だ。私の経験から言うと、標高が高いところには基本的に気持ちのよいものしかない。それはずっと雨でも変わらない!

白駒の池と苔の森
八ヶ岳の北部、標高2,115メートルにある白駒の池。
苔むした原生林の中にあって、遊歩道で池を一周できる。雨が降ってるので、かっぱ装備で散策。雨で元気なうつくしい苔の森。

f:id:obakediary:20160926170340j:plain

f:id:obakediary:20160926170417j:plain

f:id:obakediary:20160926180405j:plain

f:id:obakediary:20160926171841j:plain

f:id:obakediary:20160926170505j:plain

f:id:obakediary:20160926170533j:plain

f:id:obakediary:20160926170603j:plain

野辺山宇宙電波観測所
国立天文台の施設。高原に立ち並ぶこの巨大なパラボラアンテナは、電波望遠鏡。一番大きいもので直径45メートル。電波望遠鏡とは、ふつうの光学望遠鏡とちがって、目には見えない宇宙からの電波を観測する。星の生まれるところや光の届かない遠くの宇宙の様子がわかるとのこと。電波を観測する場所なので携帯電話はオフか機内モードにして見学。

f:id:obakediary:20160926170631j:plain

f:id:obakediary:20160926170648j:plain

f:id:obakediary:20160926171240j:plain

f:id:obakediary:20160926171301j:plain

ちなみに八ヶ岳の北には、JAXAの臼田宇宙空間観測所という直径64mの日本一のパラボラアンテナがある。八ヶ岳は宇宙が近い。

まきば公園(八ヶ岳牧場)
ウシとかポニーとか人なつこいヤギがいる。ヤギになつかれてどうしたらいいのかわからなくて困惑した。びしょ濡れのヤギは積極的にはさわりたくないのである。でも牧場って好きです、すごく穏やかな感じがする。

f:id:obakediary:20160926171329j:plain

f:id:obakediary:20160926171353j:plain

やまねミュージアム
日本で唯一のヤマネの博物館。あの小さなかわいい動物ヤマネのことがよくわかる博物館。時間が余ったので行ってみた。写真は撮り忘れました。冬には冬眠中のヤマネが見られるらしいけど、どうやって連れてくるのかな…。

吐竜の滝
清里近くの川俣川渓谷にある滝。かなりかっこいい滝です。見応えがあって思わず、おおーっと感動する。でも、滝のそばにしばらくいると激流・爆音がだんだんうるさくて落ち着かない。滝はサッと見てサッと帰るのが良いとおもった。

f:id:obakediary:20160926171418j:plain

f:id:obakediary:20160926171521j:plain

この連休中はずっと天気が悪く、旅行中も、最初から最後までほとんど雨だった。
行動は制約されるし、眺望もほぼないけど、雨の八ヶ岳も趣があってなかなかよいものだ。肝心の八ヶ岳の山容は一度も見られなかったが。

南伊豆の海 2016.9

数年前に伊豆半島を車でぐるっと一周したとき、最南端の石廊崎付近の展望台から、やたらときれいな海水浴場が見えて、どうやって行くのかな?と友人と話したことがあった。あとで調べたら、最初ネットで話題となり、今では多方のメディアで取り上げられることが多くなったヒリゾ浜という、渡し船でしか行けない非常に美しい海岸だった。この度、南伊豆に遊びに行くことになったので、ここで泳いでみたい。

f:id:obakediary:20161213144430j:plain

画像:南伊豆観光協会HPより

続きを読む