こわくないおばけ

日記のようなもの

水木さんと私(と、つげさん)

2015年11月30日に漫画家の水木しげるさんが亡くなりました。

私の、水木さんの影響は計り知れません。

子供の頃、アニメの鬼太郎も見てましたし、漫画も読みました。

もちろん今も大好きでたまに画集を見たりします。

 

亡くなったというニュースを聞いた時、びっくりしました。

かなしいというよりは、自分のどこかの部分が一気に色褪せてしまったというような気になり、その日は一日あまり元気が出ませんでした。

 

10年くらい前、はじめて一人で旅行に行ったのは水木さんの生まれ故郷の境港でした。

水木しげるロードは、街から遠いところなのにお店がたくさんあるし、妖怪のブロンズ像がいたるところに置いてありました。

立派にまちおこしができるほど、妖怪を身近なキャラクターにした水木さんすごいな、と思いました。

ご冥福をお祈りします。ありがとうございました。

 

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妖怪電車(2007年ごろ)

 

とあるラジオ番組で水木さんの追悼放送というのがあって、なんとつげ義春が電話で出演していました。これかなりすごいことです。

インタビューでつげさんは、「水木さんの仕事を手伝ったのは生活のため」と言い切ったり、鬼太郎に思い入れはありますか?と聞かれても「それは人の作品だから思い入れとかはない」と発言していて、期待に応えない受け答えでつげさんらしいなあと思いました。

あと、水木さんのキャラクターの手はぐにゃぐにゃしていて、そこをまねて描くのに苦心したと言っていました。