こわくないおばけ

日記のようなもの

犬と旅行する

動物を飼うことが好きだけど旅行も好きだ。でも動物を飼うと旅行には行きづらくなる。動物と暮らすということはそういうことだ。

では犬を旅行に連れて行くのはどうだろうか。なんだか楽しそうだ。というわけで犬と旅行してみた。

とは言うものの、実際は行き先はけっこう制限されてしまう。落ち着きがあるとは決して言えないうちの犬が、移動中や旅行先の慣れない環境では、きっと興奮して大人しくできないだろう。人間側も犬連れ旅行がどういう感じなのかよくわからない。したがって行き先はあまり遠くない場所で、宿も全面的に犬を受け入れてくれるところが良さそうと思った。最近はそういう宿も増えているようだ。千葉県の八街市に、広いドッグランとか池とか犬同伴OKのレストランやホテルがあるドッグリゾートなる場所があったのでハードルを下げまくってそこへ行くことにした。

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車に乗せられたプロペラ(2歳2ヶ月)。車に乗るのは3回目だがなかなか落ち着かず1時間以上ヒーヒー言っていた。

直行するだけではちょっとつまらないので八街を通過して、太平洋を望む九十九里浜へ向かった。

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広い!視界の果てまで海岸。

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楽しそうに走り回っていたのでよかった。あまり腹ばいで海に浸かって欲しくはなかったけど...。

砂浜に馬の蹄の跡がずっと続いていた。ここをマツケンサンバが大疾走したのだろう。でも将軍だから千葉じゃなくて静岡…?遠山の金さんて暴れん坊将軍と同じ人?まあどうでもいいや。

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サーファーの人とかが身体流す蛇口のところでプロペラを軽く洗って海をあとにした。1時間くらいでドッグリゾートに着いた。

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なんだかいろいろあるっぽい。広いドッグランが3箇所くらいある。隣の敷地はゴルフ場。

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フロントへ行きチェックインしている間もプロペラは全く落ち着かないでそわそわヒーヒー言っていてこいつはダメかもしれない...。と先が思いやられた。

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部屋に入ってもずっとウロチョロしている。まあいつもの家と全然違うからしょうがないね。粗相しそうな気配もあったので、念のため用意してきたオムツを着用していただいた。一応、床とか壁とかは汚れに強そうな材質でできている。

早速外へ出てみたが、この敷地にいる犬はみんな躾がちゃんとしていて、マナーをわきまえて遊んでいる犬ばかりのように見える。そもそもドッグランとかいう場所にすら一度も入ったことがない我々はなんだか気後れしてしまった。プロペラもシャカシャカしていて、いきなりドッグランに投入してどんな行動をするか不明で怖かったので、誰もいなそうな奥の方にある散歩コースへ行った。飼い主も犬以上に人見知りなのである。

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一周30分くらいの散歩コースもいろんな草木があって静かでそれなりによかった。

戻ってくると、だいぶ人も犬も少なくなっていたので、誰も使ってないドッグランに入ってリードを外してあげて遊んだ。

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冷たい湧き水の池にじゃぶじゃぶ入ったりして楽しそうだった。足の短いくせに結構水に入るのが好きらしい。去年の夏、川へ遊びに行った時あまり楽しくなさそうだったのは流れが早かったからか。

夕食のレストランに犬も連れていいことになってるが、プロペラは絶対大人しくできないと思ったので部屋に置いて行った。レストランに来ている人は全員愛犬と一緒で、テーブルの脇の犬たちは与えられたご飯を食べ終えたあともじっと待っていて感心した。奥の席で、超でかい白い犬(ホワイトシェパードという犬種らしい)を2頭も従え、静かに食事をしている人がいて、Game of Thronesのスターク家がいる…と思った。部屋に戻りプロペラに家から持って来たいつものご飯食べさせてこの日は終わった。

翌日は1日雨の予報だったので、早朝まだかろうじて雨の降ってない時間に外を散歩した。

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濃い霧がかかっていた。

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朝食もプロペラは部屋待機。昨日から見慣れないものに囲まれずっと走り回っていたので、さすがに疲れていたのだろう。帰り道は大人しく眠っていた。お疲れさま。

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山へキャンプに行った

夏っぽいアウトドアなところへ行きたいが、最近の外は暑すぎて危険なのでできるだけ涼しいところがよい。標高が高いところは涼しい。高度が100m上がると気温は約0.6℃下がるのだ。標高1500mの山の中にあるキャンプ場に行くことにした。 

中央自動車道甲府を通過し目的地の山梨県北部の北杜市までやってきた。友人がこの辺りにある熊料理のお店に行きたいというのでまずはそこへ行った。壁に熊が貼り付いている。すごいスピードで走ってきてバーンとぶつかってそのままなんだろうか。

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ぺらぺらの熊。

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熊肉丼(1800円)らしい。熊を食べるのは初めてだ。牛スジを煮込んだような感じ。香草も使っていたので生臭いのかもしれない。まあおいしいけど味とかそういうことより熊という珍味を楽しむものと思った。きのこ汁がおいしかった。

 

キャンプ場は標高2,230mの瑞牆山(みずがきやま)の麓にある林の中。

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気温は体感的には28℃くらいで圧倒的に過ごしやすい。夜は少し寒いくらいだ。

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キャンプ場の一番奥の区画にテントを設置した。天気予報があまり良くなかったので今回は初めてタープ(天幕みたいなやつ)を導入した。居住スペースをすっぽり覆うことができた。

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雨が降っても大丈夫そうだ!

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付近を散歩した。渓流があり水は冷たかった。友達はこの二人しかいません。

白い砂利にボロボロした脆い石ころが混じっている。瑞牆山花崗岩でできているらしい。風化を受け脆くなった山頂付近の花崗岩がここまで流れてきたと思われる。林の中からは瑞牆山はよく見えないが、ちらっと木々の隙間から見える山頂は岩肌がむき出しでとても迫力があった。

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ゴロゴロと音を立てる不穏な入道雲が近づいてきたようなので、テントに戻って火を起こした。日が暮れると雨が降りやがて土砂降りになった。

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上空に張り巡らしたタープのおかげで全く濡れない。タープはすごい。しかしよく考えるとキャンプ場へ行くと周りは大抵タープを使っていたので、キャンプ慣れしてる人にとっては装備として当たり前だったのかもしれない。なんかうやむやになって肉と酒しか買ってこなかったのでひたすら肉だけを食べ続けた。

雨は降ったり止んだりだけど、時々晴れると星空が素晴らしかった。本当に満点の星で流れ星もビュンビュン飛んでいた。

朝、青空が見える。木々に覆われてるのでテントが乾かず仕方ないので濡れたまま撤収した。

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帰り道で日帰りラジウム温泉に入って、食堂でそばを食べた。

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山梨といえば果物だ。農産物直売所で立派なブドウや桃を買って帰りました。

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はとバスで東国三社

ふだんツアー旅行を利用することはまずないけど、はとバスに一度乗ってみたかった。

そういえば会社で加入している健康保険で、はとバス旅行に補助金が出ると聞いたことがあったのを思い出し調べたら、申請手順に、FAX、電話、インターネット全てを駆使するという嫌がらせのような煩しさだったので、もう普通に予約することにした。FAXって...。

東国三社を廻るコースを選んだ。東国三社とは、関東地方東部にある鹿島神宮香取神宮・息栖神社の総称。いずれも利根川下流域に鎮座していて、結構近くにまとまってる。香取神宮鹿島神宮は予てから訪れたい場所だったが、電車で行くにはちょっと大変だし、かと行って泊まるには近すぎるような気がしたのでバスツアーがちょうどよいと思った。

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当日の朝、早めに集合場所へ着くとすでにツアー客らしい人たちが集まっていた。見たところ過半数は中年女性だった。ひとりで参加してる人も4人くらいいた。出発時刻になりバスの座席に着席し、渡されたバッジを帽子に付けた。これで立派な団体ツアー客となった。バスガイドさんのいる旅行なんて遠足や修学旅行以来なのでなんだかワクワクした。

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行程の最初は昼食で、成田のホテルでのバイキングだった。“ビュッフェ”とは言わず“バイキング”と言うところに、はとバスらしさがある気がした。

高速道路を降りると広大な水辺だった。利根川霞ヶ浦の景色だ。

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息栖神社茨城県神栖市

はじめに息栖神社に着く。ここだけ神宮ではなく神社で、鹿島・香取神宮と比較するとこじんまりとしているが、立派な巨木が真夏のような日差しを遮って境内は涼しかった。

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鹿島神宮茨城県鹿嶋市

広い参道や、楼門、拝殿、本殿が森の中に佇んでいる感じがとても良かった。やっぱり大きい神社には大切にされてる大きい木がたくさんあるところがいい。

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境内の奥にある御手洗池。1日に40万リットル以上の湧水が流れてるとのこと。

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神の使いの鹿も飼われていた。

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これは要石といって、香取神宮にも同じものがあるんだけど、地震を起こすナマズの頭を押さえ付けている石なんだそうです。

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私は観光地で売ってる味噌を塗って焼いたこのお団子が好きで見つけると買ってしまうのである。

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香取神宮(千葉県香取市

参道の入口に土産店が並んでいる。厄落とし団子というのが名物らしく、さっき鹿島神宮でふつうのお団子を食べてお腹いっぱいになってしまったことを少し後悔した。

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香取神宮鹿島神宮よりも比較的参道とかが整備されているような感じだった。緑も豊かで建物は立派だしかっこよかった。

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朽ちた古木の中に入ってみた。

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お土産屋さんの看板犬。

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見学時間が、息栖神社30分、鹿島神宮香取神宮それぞれ50分と正直言って短くて、結構時間を気にしてしまった。もし御朱印なんか集めていたら並んで書いてもらう時間はなさそう。最後になぜか佐原市の酒蔵を見学(&試飲)した。酒蔵もそれなり面白かったけど、これがなければもっとたくさん神社を見られたと思った。私も含めて40人くらいの団体であったが、誰一人として集合時間に遅刻せずみんな優秀だった。ひとりくらいわがまま言ったり大遅刻したりするめちゃくちゃな客がいるのかと思ったけど、そんなことはなく極めて平和でした。帰り道、少し渋滞したが、解散時刻ぴったりに東京駅に到着したのはすごい。

またいつか乗るかはわからないけど、はとバスツアーは便利だし新鮮で楽しかった。

野宿の話

極貧時代、国内旅行するときは移動手段は原付2種で、宿に泊まるお金もないのでテントを持って行っていろんな場所で野宿をしていた。

 

キャンプ場

日本にはキャンプ場が多い。今日はこの辺で休もうと決めた時、近くに、安い町営とかのキャンプ場があったらそこに決める。野宿というかキャンプのために用意された場所なので安全安心。

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河原

キャンプ場以外で一番好きな野宿ポイントは河原だった。大きな川は河川敷があって、広くて静かな場所を見つけやすい。テントがぽつんとあってもキャンプっぽくてあまり不自然に見えない。下が石ころなので水はけがよくテントが汚れない。天気が悪い時は増水するのでやめたほうがいい。

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海岸

日本の海岸線は長いので、ひらけた海の近くは野宿にぴったり。ただ言うほどちょうどよい場所がない。都市部では港や工場の埋立地になってるのでダメだし、海が近くても、崖になっていたりしてそう簡単によい場所は見つからなかった。暗くなってもちらほら人が来るので警戒してしまう。

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防風林

浜辺が目立ちすぎる場合、防風林の中の方でもいい。

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漁港

崖ばっかりの海の近くでどうしようもなくて漁港の端っこで野宿した。写真は震災の2年前の岩手県のとある漁港。もう10年も経ってしまった。

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山(森林)

山の中は野宿できる場所が意外と少ない。平坦な場所がなく、日陰でジメジメしてるので、場所的にも精神的にもテントを張りづらい。山の中でひとり夜を明かすのは結構怖い。下の写真は山の中の使ってない牧草地で快適だった。

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橋の下

止みそうもない雨が降ってる時にテント張った。頭上を通過する車の音がうるさい。ジメジメしてるような粉っぽいような雰囲気で残念な気分になった。

 

公園

都市に近いほどよくない。夜も人通りがあるので不良にいたずらされる恐れがある。止むを得ず、住宅街の中の小さな公園でテント張っていたら、人目につきすぎて落ち着かなかった。

 

平城宮の跡地

奈良でやたら広い原っぱだなと思って一泊してあとで地図見たら遺跡の上だった。規則的にあんまりよくないと思うけど、特に汚したり穴を掘ったりしてないので大丈夫だと思う。

 

道の駅

トイレも近くにあるし快適ではある。車の出入りが多そうなので、あんまり野宿はしなかった。 

 

初めて訪れた土地でテントを張るのに適した場所を確保するのはなかなか難しい。人が来なそうでいて、人里離れすぎない場所がいい。もっと神経が図太く屈強だったらそれこそテントもなしでどこでも眠れるのかもしれない。でも、その日限りの秘密基地のような場所で、夜空の星と不気味な闇と共に過ごす夜は今思えば貴重であった。

伊豆下田を散歩した

特急「スーパービュー踊り子」号で伊豆半島南部、下田まで行った。

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池袋から下田まで3時間弱。途中停車駅に、家から比較的近い武蔵小杉駅があって楽なのがよかった。意外と、新幹線やその他特急に乗るため人の多い東京や横浜に出るまでが一番疲れる。

先頭2両はグリーン車で、1両目は展望席や、そんなに広くはないが専用ラウンジもある。せっかくなので行きはグリーン車に乗った。庶民なのでドリンクの無料サービスだけで気持ちが高まった。今日の遠出の目的の半分はこの電車に乗ることだ。

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席を予約するとき、少し気をつけないといけないことがある。行き(下り)は、偶数座席のA・Bで、帰り(上り)は奇数座席のA・Bにすること。伊豆半島に入ったとき海側で、かつ窓枠を避けるため。覚えておくと完ぺき。

下田駅についた。

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少し早かったが、お昼ご飯に伊豆らしくおいしい魚を食べた。

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とりあえず海の方へ歩いて行くことにした。

下田公園までやって来た。

かつて下田城があった場所が自然公園になっている。

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山には展望台もあるけど、海のほうを歩きたかったので行かなかった。

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海上保安庁の建物の前に泊っていた船、領海侵犯のニュースとかでよく見たことある。

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縛り付けられているのは密入国者だろうか。

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下田湾の真ん中に細長い防波堤で地続きになっている島があった。犬走島というらしい。

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堤防には釣り人がいっぱいいた。

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そのまま下田公園を海岸沿いに歩いて行くと水族館があった。

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エントランスにはウミガメが。

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先へ進むと磯場に沿って遊歩道がある。

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遠くに伊豆諸島が見えた。

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時計回りに下田公園の海岸を一周すると、「村上合掌造り民芸館」という建物があったので行ってみた。

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白川郷で一番大きかった合掌造りをここに移築したそうだ。一ヶ月前に富山の合掌造り集落相倉を訪れたばかりだったが、そこにあったどの合掌造りよりも大きかった。そこらじゅう囲炉裏の煙で煤けて黒光りしていて、小ぎれいだった現地の合掌造りよりいい意味で生活感が漂っていて雰囲気があった。

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変なだるまの入れ物(木炭が入っていた)

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移築した人物の子孫の、独特な感じのおじいさんがひとりで管理しているようだった。色々、さらっと見学できる感じではないので時間があるときに行くとよいと思う。

しかし飛騨と南伊豆じゃあまりにも気候も文化も違うから変な感じだな、と海を眺めながら思った。

駅へ戻る途中、ペリーロードの喫茶店で休憩した。小さいけれど倉敷のような雰囲気だった。

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下田駅前のお土産屋の並ぶ通りで、子供のころ、海の近くの土産店の軒先には必ず吊るされていた「フグを膨らました剥製の置物(わかる人にはわかると思う)」があるかなと思って探したら、一軒だけ置いてあるお店あった。まだどこかで作ってるんだと思って少し感動した。買いはしないが。

帰りはグリーン車ではなく普通車に乗った。二階建てのグリーン車よりも窓はこちらの方が大きかった。天井の方まで窓があって景色がよく見える。伊東あたりから家族連れやらが乗って来てにぎやかだった。

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富山旅行

ラジオか何かで富山県の雨晴海岸のことを紹介していて、少し気になってなんとなく画像検索をしてみると、その海岸から見えるのは、海の向こうに白い山脈がまるで幻のように浮かんでいるとても綺麗な景色だった。ここは行かなくちゃいけない場所だと思って調べてみると、空気の澄んだ冬の間が一番よく見えるらしく、もう3月で冬とは言えないけど、雪がかかった山をみたかったのですぐに行ってみることにした。

 

雨晴海岸富山県高岡市

北陸新幹線で富山へ。私鉄を乗り継ぎ、高岡からJR氷見線に乗って雨晴へやってきた。
天気が良いと富山湾越しに立山連峰の3,000m級の山々を望むことができる景勝地
ここの景色を見るために富山にやってきたのだが、残念ながら春霞がかかっていて、写真で見たような絶景の海と山はほぼ見えなかった。まだ明日も富山にいるのでチャンスはもう1日ある。

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駅に絶景写真のパネルがご丁寧に掲げてあり、天気が良ければこんな感じ。

もうやることがなくなってしまったので、次の電車も2時間来ないし、雨晴駅から終点の氷見駅に向かって海岸を歩いてみることにした。

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途中、氷見市海浜植物園というところがあったので休憩ついでに寄ることにした。

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 実を付けたパイナップルが生えていた。

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自分が育てていたパイナップルもうまくやったらこうできたのかなと思った。

企画展示の『ひょうたん展』。ひょうたんアートがたくさん展示されていた。

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氷見駅に着いた。距離は6kmくらいだが砂の上を歩くのは疲れる。

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瑞龍寺富山県高岡市
高岡へ戻りまだ時間があったので、瑞龍寺という曹洞禅の寺院を訪れた。

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建物のほとんど国宝か重要文化財だ。長い廊下があるところとか、福井の永平寺に似ているような気がした。こういう雰囲気を禅様式と呼ぶのかもしれない。

 

翌朝、目が覚めて窓の外を見たけどどうもスッキリしない空だ。ダメ元で氷見線の始発で雨晴海岸へ再び行ってみたが、昨日よりも完全に曇っていて何も見えなかった。地平線の曖昧な早朝の真っ白い海は幻想的だった。

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五箇山・相倉集落富山県南砺市
夕方の帰りの新幹線まで時間があるので、高岡駅から直通バスが出ている世界遺産白川郷・五箇山の合掌造り集落」の五箇山へ行くことにした。飛騨地方の合掌造り集落は、岐阜県にあるのが白川郷富山県にあるのが五箇山五箇山には、相倉集落と菅沼集落がある。高岡から一番近い相倉集落へ行った。白川郷まで運行しているバスは車内でwifiが使えた。どうでもいいがバスもホテルも無料でwifiが使えるのに、なぜ新幹線はいまだにごく一部だけしか導入されてないんだろうか。

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深い山に囲まれた集落は、家とメイン通路以外の大部分がまだ雪で覆われており、水路を雪解け水が滝のように流れていた。民俗館と伝統産業館では五箇山の歴史文化を展示していて、合掌造りの特徴的な形状の理由などがよくわかった。五箇山和紙で作られた犬の郷土玩具を買った。

例によって帰りのバスの時刻まで時間があったので、隣の集落まで歩いてみることにした。一番近道そうな相倉集落の奥の道を進んで行くと除雪されていない1m半くらいの高さの雪が道を塞いでいたが、よく考えずによじ登って通過した。

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あとで思い返すと「この道はここから先は通れません」ということだったんだと思う。山の中の道路は雪が残っていて、日当たりの良いところは雪解け水が川を作っている。すぐ引き返せばよかったのになんとなく大丈夫だろと思ってどんどん進んでいるうちに引き返すタイミングを失ってしまった。雪の上にクマっぽい大きな足跡を発見しさすがにちょっと怖くなった。

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野生動物しか通らないぐちゃぐちゃの山道を1時間弱くらい歩くと、車の往来のある広めの道路に合流した。普通はこっちを通行するみたいだ。近道だと思って無理やりこの険しい道を歩いてきたが、スニーカーと靴下はびしょ濡れで完全にダメだった。

上梨というバス停留所の近くの食堂で山菜うどんを食べ、バスの時刻まで村上家という合掌造りを見学した。

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あまり人が乗ってない帰りのバスの中で、びちゃびちゃの靴にいらなくなったパンフレットを丸めて詰めたりしてたら高岡に到着する頃には乾いていた。最近のスニーカーは軽く通気性が優れている反面すぐ水が入ってきてしまうけど、そのぶん乾くのも早いんだなと思った。

雨晴海岸の景色が見られなかったのは残念だった。空気が澄んでいる11〜3月の間がよいらしい。冬になったら晴れてる日を狙って(なかなかそんな日は少なそうだけど)必ずまた来ようと思う。

文鳥の足のケガ

先日帰宅したら、ブルーの右足の後ろの指(親指?)がだらりとして力が入らない感じになっていたので病院に連れて行った。

病院で獣医先生にいろいろこねくり回されて検査してもらった結果、足の指の腱が断裂してしまっていた。留守番中にカゴの中でどこかに足を引っかけたり、変なふうに落っこちたとか、なんらかの形で事故が起きてしまったようだ。

そして断裂した腱は治せないらしい。

大きい動物だったら手術できるけど、文鳥みたいな小さい小鳥は手術するのは困難とのこと。なのでこのまま見守っていくことしかできないみたい。

 

本人は痛がってる様子もなく、普通に動き回っているしご飯ももりもり食べている。6歳の中高年にしてはめちゃくちゃ元気というお墨付きももらったので、止まり木に捉まるとき少しだけ不便しているようだけど、今のところそんなに心配することはなさそうなのが幸いだ。というかなんで指の腱切れてるのに歌うたいながらピョンピョン走り回ってるんだ。さすが2時間外を探検して帰ってきた文鳥だ。これまで病気もケガもほとんどしなかった体の丈夫な文鳥でよかった。

とはいえ足の腱が切れたりするのは老化の証拠でもあるらしいので、そのつもりで今後も気を配ってあげないといけないと思った。歳をとったら体のどこかに徐々に不調が出るのは仕方ない。人間も同じだ。

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▲ケーキの袋に入れられて病院に運ばれるブルー

ところでこの日お世話になった病院はとても良い病院だった。横浜の子安駅にある横浜小鳥の病院という病院です。

病院行くといつも思うんだけど、獣医さんにがっちり保定されてこねくり回されてる文鳥はあわれでちょっとかわいそうなんだけどかなり面白い。途中から「もうこれは抵抗してもダメだ...」とあきらめるところとか。