こわくないおばけ

日記のようなもの

落ちてる小枝を集めたい

半月前に犬と行った八ヶ岳の麓に今度はキャンプで行った。この時期に出かけるとなると涼しくて過ごしやすいこの辺りが定番になってきた。

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野辺山高原の元牧場という広大な敷地のキャンプ場は、お盆休みの期間で都心から2時間半とそう遠くもない距離にも関わらず、あまり知られていないのか人も少なかった。ほぼ全面フリーサイトで区画がなく、とにかく広いので好きなところにテントを張れるし、木漏れ日の射す木立の中は静かな良い雰囲気で、ここは穴場なのかもしれないと思った。

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一緒に行った友人たちは、生地を捏ねるところから何度も自宅で練習してきたピザを作る人や、アヒージョを作りながらNintendo Switchゼルダをやる人などそれぞれが思い思いやりたいことをやっていた。

私は、その辺に落ちてる良い枝を拾ってきて、われわれの設営エリアを囲うように地面に突き刺したり、樹に立てかけたり、枝にランタンを吊るして光の加減を考えたりした。

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日が落ちたら何となくノルシュテイン的な雰囲気が出てきてとてもよい感じになった。

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森の中で落ちてる小枝を集めて並べていると、『おれは森の中で落ちてる小枝を集めて並べる為に生きてるんだ!』という自分にしては珍しいほどはっきりした目的意識を覚え、不安や悩みが一切なかった。よくわからないけど、大自然の中でこの行いの、誰の役にも立たず、誰の共感も求めてないところに、とてつもない自由を感じているのだろう。こんなことだけする生活がしたい。個人的にはもうわりとピザもアヒージョもNintendo Switchもどうでもよかったけど、うまく出来てておいしかった。

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翌朝は焼き鳥の缶詰を使った炊き込みご飯を作って、後片付けして帰った。ここは犬も連れてきてよいみたいで、どこかのポメラニアンが付きまとってきてかわいかった。また来てもいいかもと思った。この前の犬旅行の時は桃を買ったので、今回は巨峰を買って帰りました。