砲台の跡を見に行く
去年の10月から一般公開されている三浦半島の千代ヶ崎砲台跡へ行ってきた。
京急久里浜駅から砲台跡の丘までバスに乗って行こうと思っていたが、駅前のバス停でものすごい変な人がいて(どう変だったかは言いづらい)、バスに乗りたくなくなったので自転車を借りて行くことにした。今はどこでも電動アシスト付き自転車を借りられるので便利だ。
砲台跡に駐輪場はないので麓の海岸の小さな公園に自転車を止めて、結構長い坂を登り入口に着いた。
柵門には元気な年配のガイドが3人くらい待ち構えていて、無料でガイドしてくれるとのことだったが40〜50分くらいかかると言われたのでちょっと長すぎると思い断った。公開されたばかりなのでかなり気合が入っているのかもしれない。
明治時代に作られたというから100年以上経ってるというのに、補修はしてるにしろ通路やトンネルはとてもしっかりしていた。要塞みたいなものだからやっぱり頑丈なんだろう。何度か行ったことがある猿島の砲台と同じ感じ。
素敵な窓枠。
砲座がある丘の上に出ると海が見えて気持ちがよかった。天気が良すぎて暑いくらいだ。
この史跡の至る所にガイドの人がいて、近寄ると色々解説してくれた。ここから東京湾に入ってくる敵の艦艇に向けて大砲を発射する想定だったらしい。(実際に使われることはなかった。)
ゆっくり見て回って大体1時間くらいだった。
なんとなくついでにこのまま観音崎の砲台跡も見に行ってみることにした。
坂を降っている途中、一緒に来た友人が「あそこに見えるマンションが昔、某俳優が飛び降りたマンションですよ」と教えてくれた。そんな事件もあった気がする。
浦賀港の渡し船は運賃プラス50円払えば自転車も積んでくれた。船頭の人が「この自転車重いなー」と言っていた。アシスト付き自転車は重いのだ。
観音崎公園周辺は、海遊びやバーベキューなどに興じる人でごった返しており、ここはもうコロナウイルスとかなくなったのかと思うほどだった。
観音崎のジャングル化している砲台も何箇所か見て、ボーイスカウトの集団に紛れ込んだり、野生のリスを追いかけたりしてお腹が空いたので自転車を返却してペリー公園の近くの定食屋へ行ってアジフライを食べて帰った。最近、引っ越しを考えているという友人は逗子へ物件の内覧へ行った。