小網代の森
小網代(こあじろ)の森は、神奈川県三浦半島の先端にある、相模湾に面した70haの森。ここは、森林、湿地、干潟及び海までが連続して残されている、関東地方で唯一の自然環境で、希少種を含む多くの生き物たちが多様な生態系を形成している。
行き方は、京急線の終点、三崎口駅からバスに乗り換えて10分くらいです。
▲スタート地点は鬱蒼とした源流の森。ここから海まで散策路を歩いて行く。
▲シダが群生。
▲森を抜けるとだんだんと景色が開けてくる。
▲湿原になってきた。このあたりは5月後半から6月にかけて、ホタルを観察できるらしい。
▲海が見えた。ここまでゆっくり歩いて60分くらい。
▲干潟にはチゴガニという水色の小さなカニが生息しており、一斉に求愛ダンスを踊っていた。バンザイを繰り返す姿がかわいい。
▲小網代湾。ゴール。
1980年代前半には、小網代周辺で大規模なリゾート開発の話が持ち上がったが、この貴重な環境を失うのは惜しいということで、地元の人や県によって保全活動がはじまったそうだ。この日も保全管理ボランティアのおじさんが数名、干潟付近にいていろいろ解説してくれていた。
歩を進めるたび植生が移り変わっていく不思議な森。菜の花やフジも満開で居心地の良い場所である。次はホタルを見に行きたいなあ。