窓から逃げた文鳥を2時間後に無事捕獲した
AM 8:30 放鳥中、不注意で文鳥がベランダの窓から外へ飛んでいってしまった。(自宅マンションは、崖を背にした階段状の構造で、その最上階の7Fが自宅)
妻が慌てて玄関から外へ飛び出し追いかけ、5Fの廊下にいた文鳥を何度か捕まえる寸前までいくが、おそらく文鳥も混乱してるみたいであちこち飛び回って隣の住宅地の方へ逃げてしまい、姿を見失う。
文鳥の体力から考えてもすぐに遠くへは移動できないはずと思い、二人で手分けして近所を探し回る。坂が多く小道が入り組んだ住宅街なので、なかなか効率よく探せない。
AM 9:00 マンションの清掃をしていた管理人さんに、飼ってる桜文鳥が逃げたこと、見かけたら教えて欲しいことを伝える。(重要!)
AM 9:45 1時間以上探したが見つからず、一旦家に戻る。ふたりでたいへんに落ち込む。とりあえず今できることをやろうと、インターネットで飼い鳥が逃げた場合の対処法を調べる。
・まずはとにかく近所を探す
・近所に住んでる人に声をかける
・警察に落し物として届け出を出す
・ポスターを作って人目の付くところに貼る
・インターネットで情報を募る
だいたいできることはこの辺。人見知りの私にはなんだか気が重くなることばかりだがそうも言ってられない。妻はポスターを作るといってPCへ向かったので、私は、外にいる人に声がけしようと、もう一度外へ出て人を探すが、暑くて誰もいない...。さすがに一軒一軒回るのは早いと思ったので、戻ってtwitterに載せるためのテキストを書くことにする。
記載する住所はどの辺まで拡げればよいか?特徴はどんなことを書けばいい?他の迷い鳥のツイートを参考にして書いていると、玄関のチャイムが鳴り、管理人さんが「文鳥がマンションの裏の通路にいる」と教えてくれた。急いで教えてもらった場所に行ってみると、文鳥が陽だまりでちょこんとしている。絶対に捕まえるという気持ちで、慎重に文鳥に話しかけるときの口笛を吹きながら近づき、捕獲成功。AM 10:30頃。
▲保護した直後のブルー。元気。
迷い鳥のリツイートなどを見かける度に、気をつけようと思っていたはずだったが、5年以上飼っていると少し気の緩みがあったのは否めない。そしていざ自分の文鳥が外の世界に逃げてしまうと、しばし絶望である。ショックで、逃げた場合の対処法を行動に移すことすら相当な気力が必要だった。一旦、広い外に出てしまったら小さな小鳥を発見するのはかなり難しい。いくつかの幸運が重なった結果、文鳥ブルーはまた家に帰ってくることができた。
ネット上の数々の迷い鳥の情報に、同じ思いをしている飼い主のことを考えると、短時間ではあったが同じ当事者として心が痛い。早く再会できるといいなと思う。
文鳥公園
文鳥を放し飼いにしている公園がある。神奈川県相模原市にある相模原麻溝公園だ。
敷地面積約45.3ヘクタールの広々した公園。
ふれあい広場という園内の小さな動物園の中に、文鳥を間近に見られるバードケージがある。
▲バードケージの入口に直行した。
▲中に入った。引いた写真じゃわからないんだけど、あちらの枝からこちらの枝へ、小鳥が目の前をせわしなく飛び回ってる。
文鳥がいっぱいいる!
こんなに大量の文鳥見たことない。
部屋はふたつに区切られており、もう片方には錦華鳥と十姉妹、ヒメウズラなどがいる。文鳥は気が強いので他の小鳥と分けてあるんだろう。ただお互い少し侵入してたけど。
広場には小鳥以外の他の動物もおり、おきまりの羊とヤギや
牛
豚
ちびっこが乗馬できるポニー
ひたすらにじっとしているモルモットなどとふれあえる。
公園のシンボル、高さ55メートルの展望塔へ上がってみる。丹沢の山を見渡せる。
文鳥がたくさんいる、ということしか知らずに訪れたが、広い園内にはたくさんの動物(干支でいうと、虎と竜以外は揃ってた。)と、きれいな芝生広場や噴水、熱帯植物の温室まであって、1日のんびり楽しめそうな公園であった。
小網代の森
小網代(こあじろ)の森は、神奈川県三浦半島の先端にある、相模湾に面した70haの森。ここは、森林、湿地、干潟及び海までが連続して残されている、関東地方で唯一の自然環境で、希少種を含む多くの生き物たちが多様な生態系を形成している。
行き方は、京急線の終点、三崎口駅からバスに乗り換えて10分くらいです。
▲スタート地点は鬱蒼とした源流の森。ここから海まで散策路を歩いて行く。
▲シダが群生。
▲森を抜けるとだんだんと景色が開けてくる。
▲湿原になってきた。このあたりは5月後半から6月にかけて、ホタルを観察できるらしい。
▲海が見えた。ここまでゆっくり歩いて60分くらい。
▲干潟にはチゴガニという水色の小さなカニが生息しており、一斉に求愛ダンスを踊っていた。バンザイを繰り返す姿がかわいい。
▲小網代湾。ゴール。
1980年代前半には、小網代周辺で大規模なリゾート開発の話が持ち上がったが、この貴重な環境を失うのは惜しいということで、地元の人や県によって保全活動がはじまったそうだ。この日も保全管理ボランティアのおじさんが数名、干潟付近にいていろいろ解説してくれていた。
歩を進めるたび植生が移り変わっていく不思議な森。菜の花やフジも満開で居心地の良い場所である。次はホタルを見に行きたいなあ。
怖い音楽
生理的に不安や恐怖を呼び起こす音楽があると思う。以下は私の怖い音楽。
NHK 小さな旅のテーマ
とても綺麗なメロディなのに、日本のきびしい自然の中でじっと耐えて生きなくてはいけない、生まれた場所を選べなかった、逃れられなかった人々のあきらめたようなやるせない沈んだ気分になる。
映画 南極物語のテーマ(1983年)
映画は見たことないけどテレビなどでたまに使われていた。すぐさま逃げ出してしまいたいような過剰なメロディが苦手だ。
https://youtu.be/93XFgcyaP6A?t=2m
なんかこれもつらい。果てしないシルクロードではたくさんの悲劇があって一体どれほどの人間が殺したり殺されたりのたれ死んだのだろうとか思ってしまう。
機関車やえもんの歌
歌ってるおじさんの声が怖いのと、影絵がどうしても怖い。トラウマアニメ。
どうしようもない不安、焦燥感と無力感、そして絶望...。
大抵、子供の頃にテレビなどでよく耳にした曲だ。なぜトラウマになってしまったんだろう。どういうメカニズムなのかよくわからないところがますます怖い。NHKが多いような気がする。あとシンセサイザーの音。
他にもありそうなので思いついたら追加しようと思う。その度に精神的に追い詰められていくのだけど。
成田を散歩した
成田山新勝寺は初詣客数が全国2位という初詣のメッカらしい。私の家は初詣の習慣はなかったので、メジャーな場所のわりにはどんなところかよく知らなかった。
成田駅を出てすぐ参道になっている。古い建物が多い。
参道を15分くらい歩くと寺に到着する。
▲総門
▲立派な大本堂 。三が日は人で溢れかえるようだ。
お坊さん。
▲大本堂の裏の方にある平和大塔。成田山の歴史の展示などがあった。寺にゆかりある市川團十郎の絵など。
ちいちゃな滝や庭園もある。
参道に戻り、ごはんを食べる。成田はうなぎが有名で老舗っぽいかんじのうなぎ屋さんが多い。私は個人的に、うなぎの絶滅を非常に危惧しており、うなぎ資源が回復するか、安定的に完全養殖できるまで数年前からうなぎを食べるのをいっさいやめている。周りはほぼ全員うな重を食べている中、天丼にした。天丼はおいしい!
一緒だった友人はふつうにうな重を注文し美味しそうに食べているので、昨今のうなぎピンチ事情を説明したが鼻で笑われた。なんて鈍感なんだろうか。
もうひとつ行きたかった場所に行く。成田空港のすぐ近くの公園「さくらの山公園」。
丘の上の広場からは滑走路が一望できる。
多いときで5分に1回、飛行機の発着が間近で見られる。その日の風向きによって飛んでいく方向が変わるそうだ。この日は着陸。巨大な機体とジェットエンジンの轟音は圧倒的な迫力。
成田空港には世界中の飛行機がやってくるが、この日は40分くらいいて、ANA、デルタ、ユナイテッド、FedEx、ベトナム航空の5種類確認できた。ほとんどANAかユナイテッドだった。もっといろんな国の航空機が見たかった。FedExの貨物機は窓がなかった。
最後に空港のカフェでコーヒーを飲んで帰った。
夜の海でタコを拾った話
以前、夜の海にタコを拾いに行ったことがある。
きっかけは当時の同僚が、「昔付き合っていた女の子が沖縄出身で、しばしば夜の海でタコを拾っていた」という話をしてくれたことだった。想像してみたその情景が妙に心に残り、本当に夜の海でタコが拾えるんだろうか?と、インターネットで調べてみたら、デイリーポータルかなにかで本当に夜の海でタコを拾いに行く記事を見つけた。どうやら、引き潮の時にちょっとマヌケなタコがぼんやりしすぎて潮溜まりなどに取り残されてしまうことがあるらしい。がぜん自分も夜の海でぼんやりしているタコを拾いたくなった。
仲の良かった別の同僚に「夜の海でタコを拾いに行きませんか」と声をかけてみたらおもしろがってついてきてくれたので、金物屋で軍手とゴム長靴、100均でアイスピックとS字フック(タコを引っ掛けて捕獲する用)を購入し、5月のとある金曜日の会社帰りに葉山の海岸へ行った。
黒い波が轟く誰もいない夜の海。2時間くらい磯場をウロウロしたが、カニやエビ、小魚などは見かけるが肝心のタコのタの字も見つからず、時計はすでに0時を回ろうとしていた。疲労と眠気でなんとなくあきらめの雰囲気が漂う頃にそれは突如、ライトの光に照らされて闇の中に出現したのだった。それとはタコです。
見つけた瞬間は歓声を上げてハイタッチなどしてしまったが、しばらく観察してると野生のタコは結構気味が悪かった。同僚は「これを最初に食べようと思った人は頭がおかしい」という感想を述べた。イイダコという種類の小型のタコのようで、ちょうど手のひらと同じくらいのサイズ。
せっかくなので、というか元々そのつもりではあったけど、その場で調理し食べてみることにした。アイスピックでタコの中心部を貫き〆て、ぬめりを取るためゴシゴシと洗った。
持参した携帯用カセットコンロでゆでダコにすることにした。
塩を振って食べてみたが、少し生臭い塩味のタコの味がした。それ以上でも以下でもなかった。
食事としては全然足りてないので、そのあと近くのファミレスへ行ってハンバーグを食べたが、疲れていたので今までで最高においしいハンバーグだった。料理ってやっぱり素晴らしいなと思った。
朝まで時間があったので、とっておいたタコの内臓を釣り針につけて釣りをしてみたが何も釣れなかった。
早朝の浜辺でお湯を沸かして淹れたコーヒーはとてもおいしかった。
タコを拾うだけなら、別に夜じゃなくてもよかったんだけど、夜の海でタコを拾うことに言葉にできないロマンがあった。ただ真夜中の海は真っ暗で大変危険なので十分に気をつけたほがよさそうだ。
クレソンを栽培する
肉料理にさりげなく添えたり、なんか大人っぽいサラダに使ったりと、独特の風味と香りでおしゃれな香草みたいな雰囲気のクレソン。
和名:オランダガラシが日本に持ち込まれたのは明治時代。繁殖力が高くどこでも簡単に増えるのですぐに野生化、爆発的に繁殖し、要注意外来生物にも指定されている。買ったら少々高いが、実はただのしぶとい草だ。
私はけっこうパクチーとかクレソンみたいな変な味の野菜が好きなので、ベランダでクレソンを育ててときどきちぎって食べている。もともと水辺の植物なので水耕栽培に向いている。
プラスチックの容器とカゴを用意し、砂利を数センチ敷き詰めて、クレソンの種を蒔く。スーパーで売ってるのをそのまま挿し木で増やすことも出来る。ときどき水を入れ替えるだけですぐわさわさ茂る。
一年中収穫できるそうだが暑さには比較的弱いので、このまま夏を乗り越えられるかどうかはわからない。
栄養価も高いらしい。 簡単なのでクレソンの好きな暇なひとはやってみるといいとおもう。