苔と宇宙の八ヶ岳 2016.9
シトシトと雨の降る連休に八ヶ岳に行った。
八ヶ岳は、長野県と山梨県の境にある連峰の総称。南北30km余りの山体で、その裾野には高原が広がるなんとなく居心地が良い場所だ。私の経験から言うと、標高が高いところには基本的に気持ちのよいものしかない。それはずっと雨でも変わらない!
白駒の池と苔の森
八ヶ岳の北部、標高2,115メートルにある白駒の池。
苔むした原生林の中にあって、遊歩道で池を一周できる。雨が降ってるので、かっぱ装備で散策。雨で元気なうつくしい苔の森。
野辺山宇宙電波観測所
国立天文台の施設。高原に立ち並ぶこの巨大なパラボラアンテナは、電波望遠鏡。一番大きいもので直径45メートル。電波望遠鏡とは、ふつうの光学望遠鏡とちがって、目には見えない宇宙からの電波を観測する。星の生まれるところや光の届かない遠くの宇宙の様子がわかるとのこと。電波を観測する場所なので携帯電話はオフか機内モードにして見学。
ちなみに八ヶ岳の北には、JAXAの臼田宇宙空間観測所という直径64mの日本一のパラボラアンテナがある。八ヶ岳は宇宙が近い。
まきば公園(八ヶ岳牧場)
ウシとかポニーとか人なつこいヤギがいる。ヤギになつかれてどうしたらいいのかわからなくて困惑した。びしょ濡れのヤギは積極的にはさわりたくないのである。でも牧場って好きです、すごく穏やかな感じがする。
やまねミュージアム
日本で唯一のヤマネの博物館。あの小さなかわいい動物ヤマネのことがよくわかる博物館。時間が余ったので行ってみた。写真は撮り忘れました。冬には冬眠中のヤマネが見られるらしいけど、どうやって連れてくるのかな…。
吐竜の滝
清里近くの川俣川渓谷にある滝。かなりかっこいい滝です。見応えがあって思わず、おおーっと感動する。でも、滝のそばにしばらくいると激流・爆音がだんだんうるさくて落ち着かない。滝はサッと見てサッと帰るのが良いとおもった。
この連休中はずっと天気が悪く、旅行中も、最初から最後までほとんど雨だった。
行動は制約されるし、眺望もほぼないけど、雨の八ヶ岳も趣があってなかなかよいものだ。肝心の八ヶ岳の山容は一度も見られなかったが。