御岳山を散歩した
御岳山は東京都青梅市にある標高929mの山。
おんたけさん? “みたけさん” です。
JR青梅線の御嶽山駅までは新宿から1時間半。山頂付近まで行けるケーブルカーの駅までバスで10分。ふらっと行くのにはちょうどよい。気軽に行ける都内の山といえば高尾山だけど、土日はもちろん平日に至っても混雑していると聞く。この日は平日であったけど、御岳山に人は少なかった。
▲ケーブルカー。木がよく見える。
▲山頂駅。
▲山頂駅の広場からの展望。スカイツリーとか東京方面が見える。
▲山上の武蔵御嶽神社へは徒歩25分。門前町の集落の中を歩いて行く。
▲宿坊が20軒くらいあるらしい。山岳信仰が盛ん。
人はいないが、お店はちゃんと開いていて寂れているわけでもなく、休日などは意外と多くの人が訪れるようなかんじだった。
▲武蔵御嶽神社
近くに大口真神社という御嶽神社の眷属である狼を祀っている神社がある。ここでは犬のお祓いもやってくれるらしい。ケーブルカーに犬も乗車可能なので、一緒に参拝できる。犬の絵が描いてあるお守りとかお札を売っていたけど、ほんものの犬の姿は今日はなし。
地図に滝があるって書いてあったので、行ってみることにした。
▲初めて登山ぽい道を歩く。
▲急な階段などをどんどん下って行く。これ、山頂駅まで戻るのたいへんじゃないの…という不安が増す。
▲七代(ななよ)の滝
3〜4mくらいの小さな滝。きれいでうるさくなく、居心地がよかった。
ロックガーデンとかいうきれいな渓流があるそうだが、けっこう日が傾いてきたので戻ることにした。戻る道はやっぱり傾斜がきつくつらかった。山は好きだけど登山はそんな好きじゃない。
日が暮れた。
下りのケーブルカー乗って帰った。普通にiphoneで撮った写真なのにかなりパースがかかったように見えるケーブルカー。おもしろい乗り物。
最近、犬を飼いはじめたので、犬が大きくなったら一緒に来ても良いとおもった。神社でお祓いをしてもらう犬は想像しただけでなんだかおもしろそうな光景だ。
お昼に食べた鴨南蛮がおいしかった。
虫けらホテル ①
生き物を庭に呼ぶビオトープのつくり方を紹介している本。入門というタイトルだけあって様々なビオトープの作り方が載ってる。
池を掘ったり、いろんな草木を植えてミニ雑木林を作ったりして、多様な食物連鎖の生態系をつくる。どれも楽しそうだけど、こういう本格的なビオトープはそれなりに広い庭がないとできない。マンションのベランダで出来ることは、プラ船でメダカの池を作ったり、柑橘類を鉢で育ててチョウに来てもらうぐらい。
石ころや古瓦、古い竹の束などの廃材を使って、益虫であるドロバチや、トカゲやヤモリの越冬場所や隠れ家を作る、「エコスタック」なるものが2ページくらい書かれていた。
もっと詳しく知りたかったので、ネットでいろいろ調べているとそもそもエコスタックは和製英語であり、海外では、insect hotel というものにあたるようだ。虫のホテル。画像検索をすると、まるで妖精の家のようなすてきな虫ホテルがたくさん出てきた。
以下、勝手に虫けらホテルと呼ぶことにする。
wikipedia の insect hotel の記事には英語の他に、デンマーク、ドイツ、スペイン、フランス、オランダ、ノルウェー、ポーランド、セルビアの言語での記事があることから、主に欧州の文化だと思う。学校や公園にこういう虫けらホテルを建てて、こどもたちの環境教育として定着しているそうだ。
よく日本は「昆虫の多い国で昆虫採集が盛ん、日本人は虫好き、虫の声は雑音とちがうんだよ」とかいうのを耳にするけど、こういう外国の虫文化を知ると、べつに虫好きなのは日本人だけじゃないな、という気がする。実際、私自身、大人になってから積極的に虫が好きというの人にあまり会ったことがない。
かっこいい虫けらホテルを作って設置すれば、マンションのベランダでもいろんな生き物がやってくるかも知れない!
でも今年はもう時期的にちょっと遅いかな。
つづく
苔と宇宙の八ヶ岳 2016.9
シトシトと雨の降る連休に八ヶ岳に行った。
八ヶ岳は、長野県と山梨県の境にある連峰の総称。南北30km余りの山体で、その裾野には高原が広がるなんとなく居心地が良い場所だ。私の経験から言うと、標高が高いところには基本的に気持ちのよいものしかない。それはずっと雨でも変わらない!
白駒の池と苔の森
八ヶ岳の北部、標高2,115メートルにある白駒の池。
苔むした原生林の中にあって、遊歩道で池を一周できる。雨が降ってるので、かっぱ装備で散策。雨で元気なうつくしい苔の森。
野辺山宇宙電波観測所
国立天文台の施設。高原に立ち並ぶこの巨大なパラボラアンテナは、電波望遠鏡。一番大きいもので直径45メートル。電波望遠鏡とは、ふつうの光学望遠鏡とちがって、目には見えない宇宙からの電波を観測する。星の生まれるところや光の届かない遠くの宇宙の様子がわかるとのこと。電波を観測する場所なので携帯電話はオフか機内モードにして見学。
ちなみに八ヶ岳の北には、JAXAの臼田宇宙空間観測所という直径64mの日本一のパラボラアンテナがある。八ヶ岳は宇宙が近い。
まきば公園(八ヶ岳牧場)
ウシとかポニーとか人なつこいヤギがいる。ヤギになつかれてどうしたらいいのかわからなくて困惑した。びしょ濡れのヤギは積極的にはさわりたくないのである。でも牧場って好きです、すごく穏やかな感じがする。
やまねミュージアム
日本で唯一のヤマネの博物館。あの小さなかわいい動物ヤマネのことがよくわかる博物館。時間が余ったので行ってみた。写真は撮り忘れました。冬には冬眠中のヤマネが見られるらしいけど、どうやって連れてくるのかな…。
吐竜の滝
清里近くの川俣川渓谷にある滝。かなりかっこいい滝です。見応えがあって思わず、おおーっと感動する。でも、滝のそばにしばらくいると激流・爆音がだんだんうるさくて落ち着かない。滝はサッと見てサッと帰るのが良いとおもった。
この連休中はずっと天気が悪く、旅行中も、最初から最後までほとんど雨だった。
行動は制約されるし、眺望もほぼないけど、雨の八ヶ岳も趣があってなかなかよいものだ。肝心の八ヶ岳の山容は一度も見られなかったが。
土を使わないで野菜を作る
今のところレタス、サラダ菜、水菜、パクチー、ラディッシュ、枝豆、ミニトマトなどが収穫できた。
栽培器はメーカーが出している専用のものも売ってるけど、けっこうな値段するので、自作するのがオススメ。100均や身近にあるもので簡単に仕組みは作れるし、いろいろ工夫もできて楽しい。
液肥(肥料)は専用のものを使う必要がある。初心者にも扱いやすいハイポニカという液体肥料。500倍に薄めて使う。500mlで1200円くらい。
【やりかた1】水切りかごとお茶パック、ハイドロボールで作る
お茶パック(100均で売ってる)の中に土の代わりのパーライトもしくはハイドロボールを詰めて、種をぱらぱら蒔いて、キッチンの水切りかごに並べて入れて液肥を加えた水を、袋が少し浸かるくらい注ぐ。水が減ったら追加するだけ、あとは発芽したら良きタイミングで間引く以外はだいたい放置。
本やネットの記事では土の代わりはパーライトを使うのが多い。はじめはパーライト使ったけど、一度きりの使い捨てになるので、値段は少し高いが洗えば何度でも使えるハイドロボール(ハイドロカルチャー用土)を使うことにした。
密集してるのであんまり大きくならない葉モノなどが向いていると思う。
レタス
収穫したあとは根や汚れたお茶パックは捨てて、ハイドロボールを洗って干して再利用。
【やりかた2】空きのペットボトル、スポンジなどで作る
【1】に比べると少し本格的な気がする。こちらの本を買った。容器の作り方や野菜別の育て方が詳しく書いてある。
2Lのペットボトルを上の方で切って、上容器に苗を固定、下容器に水を入れる。アルミホイルをぐるぐる巻いて遮光して水温が上がらないようにする。
上記の本では、固定用にパームピートという椰子の繊維を砕いたものを使ってるが、手に入らなかったので100均のスポンジをカットして土台を作った。
水槽などで使うエアポンプで根に空気を送ると良く育つようなのでブクブクを突っ込んだ。本当はブクブクを使う場合はもう少し大きな容器でやるって書いてあった。
管を通気口から通した。ポンプ自体は部屋の中。管は途中で分岐させ同時に2つの容器に空気を送ってる。
枝豆。こちらはエアポンプは使ってない。使わなくても十分育った。
食べました。
【虫が発生するのを防ぐ方法】
ネットで見た記事に書いてあったので真似したら便利だった。100均の大型の洗濯ネットと、メッシュBOXで作る防虫ネット。この中に容器を突っ込んでチャックを閉めれば害虫が入り込むのを防ぐことができる。ただ光量は多少落ちるのと、風がなくなるので実をつける野菜は受粉を手伝う必要があると思う。
水菜
【雨よけ部屋】
屋根のないところに置く場合、雨が降ったら溶液を全入れ替えしないといけないので、即席雨よけ部屋を作った。
雨水が入らなくても1ヶ月に1回程度は溶液を全入れ替えするとのことだがめんどくさいのでやってない。
【まとめ】
良いところ
土を使わないので使い終わった土の処理も必要ない。
連作障害がない。
狭い場所でも大丈夫。
工作が楽しい。
悪いところ
野菜が大きくならない。(やり方次第?)
作った用具のあと片付けがめんどくさい。
一通りやるとそれで満足してずっと継続しようとはあまり思わないかも。これは私が飽きっぽいだけ。
水耕には水耕の特殊なコツがあるようなので、試行錯誤が必要。安定度で言ったらやはり土か。
気になる「味」は、やっぱり土で作った方がおいしい気がする?土で作った野菜はうまい!という先入観や自然ぽくない見た目のせいかもしれない。良い舌を持ってないのでよくわかりません。
おまけ
ハイポニカを作ってる会社では同液肥で育てたトマトの”木”がある。なんと1,7000個のトマトが採れるとのこと。すごい。見た目がすごい。
追記
寒くなってきたので大半の野菜は片付けたが、日当りの良い場所でクレソンを育てている。クレソンは水が好きなので水耕栽培に向いているのだ。これは一年中収穫できそう。