こわくないおばけ

日記のようなもの

多摩川で化石掘り

多摩川で化石が採れる場所があるというのは、ネットで「多摩川 化石」と検索すると詳細が何件もヒットするほどには以前から知られているようで、私のやりたいことリストにずっと入っていることのひとつだった。採れるのは主に貝の化石である。

持ち物は軍手、金槌、マイナスドライバー他。小田急線の和泉多摩川駅から河川敷に出て下流へ歩いて20分くらい。草むらを抜けると、約120〜140万年前には海だった場所の地層が浅い岸に露出している。他に化石を採りにきている人はいなかったが、お手軽な場所だけあって、地層の表面には、化石を掘り出したと思われる小さな穴の跡だらけである。採りやすい場所はすでに採り尽くされた感がある。

f:id:obakediary:20171015060822j:plain

この日は季節外れの暑さと、前日の雨の影響と思われる増水で、発掘日和とはあまり言えなかったのかもしれない。水かさが多くて目的の地層はほとんど水面下であった。ネットで見た画像では一面に地層が広がっているのだが。

化石の貝がないか目を凝らしてもよく見えなくてわからない。日陰がなくて直射日光が体にこたえる。結局、水に浸かってない狭い場所をやみくもに掘ってみた。2つほど貝の化石のようなものを掘ることができた。

f:id:obakediary:20171015061320j:plain

f:id:obakediary:20171015062213j:plain

f:id:obakediary:20171015061516j:plain

完全な形ではないし、掘り出してみたものは化石が埋まっていた跡の部分のような気がしないでもないが、百数万年前の生物の痕跡であることは確か。成果はあんまりなかったが楽しかった。そもそも化石堀りって聞いただけでワクワクするし、楽しくないわけがない。もっと本格的な化石採掘にも挑戦してみたいと思った。

虫けらホテル③

虫けらホテル②

秋になった。

ぼうぼうに伸びた空き地の雑草や、斜面を覆っていた葛(クズ)の勢いも衰え、ようやく一息つける感じに落ち着いてきた。

そして家のベランダに作っていた虫けらホテルも、春と夏を経てかなりモジャモジャになった。

f:id:obakediary:20171001151103j:plain

f:id:obakediary:20171001152440j:plain

f:id:obakediary:20171001152502j:plain

f:id:obakediary:20171001152514j:plain

良い住処を探す虫の気持ちになって、枯れ枝や石ころを積み上げ、植物を植えた。

でも、虫が和気あいあいと暮らしてるかどうかは今のところよくわからず、むしろ割とゴキブリ虫とかをマンション内で見かけたりしたので、ここに来ないようにコンバット(駆除剤)を裏側に置いた。つくづく人間とは勝手ないきものだ。

両脇に置いたミカンの木には、今年もひっきりなしにアゲハチョウが卵を産み付けていた。

 

下の写真は、かなり昔に東北のとある廃墟で見つけた部屋で、この部屋が今でもとても好きで、こういう雰囲気をこの箱庭で再現できたらなとなんとなく思ってる。

f:id:obakediary:20171001155056j:plain

窓から逃げた文鳥を2時間後に無事捕獲した

AM 8:30 放鳥中、不注意で文鳥がベランダの窓から外へ飛んでいってしまった。(自宅マンションは、崖を背にした階段状の構造で、その最上階の7Fが自宅)

妻が慌てて玄関から外へ飛び出し追いかけ、5Fの廊下にいた文鳥を何度か捕まえる寸前までいくが、おそらく文鳥も混乱してるみたいであちこち飛び回って隣の住宅地の方へ逃げてしまい、姿を見失う。

文鳥の体力から考えてもすぐに遠くへは移動できないはずと思い、二人で手分けして近所を探し回る。坂が多く小道が入り組んだ住宅街なので、なかなか効率よく探せない。

AM 9:00 マンションの清掃をしていた管理人さんに、飼ってる桜文鳥が逃げたこと、見かけたら教えて欲しいことを伝える。(重要!)

AM 9:45 1時間以上探したが見つからず、一旦家に戻る。ふたりでたいへんに落ち込む。とりあえず今できることをやろうと、インターネットで飼い鳥が逃げた場合の対処法を調べる。

・まずはとにかく近所を探す

・近所に住んでる人に声をかける

・警察に落し物として届け出を出す

・ポスターを作って人目の付くところに貼る

・インターネットで情報を募る

だいたいできることはこの辺。人見知りの私にはなんだか気が重くなることばかりだがそうも言ってられない。妻はポスターを作るといってPCへ向かったので、私は、外にいる人に声がけしようと、もう一度外へ出て人を探すが、暑くて誰もいない...。さすがに一軒一軒回るのは早いと思ったので、戻ってtwitterに載せるためのテキストを書くことにする。

記載する住所はどの辺まで拡げればよいか?特徴はどんなことを書けばいい?他の迷い鳥のツイートを参考にして書いていると、玄関のチャイムが鳴り、管理人さんが文鳥がマンションの裏の通路にいる」と教えてくれた。急いで教えてもらった場所に行ってみると、文鳥が陽だまりでちょこんとしている。絶対に捕まえるという気持ちで、慎重に文鳥に話しかけるときの口笛を吹きながら近づき、捕獲成功。AM 10:30頃。

f:id:obakediary:20170819184145j:plain

▲保護した直後のブルー。元気。

迷い鳥のリツイートなどを見かける度に、気をつけようと思っていたはずだったが、5年以上飼っていると少し気の緩みがあったのは否めない。そしていざ自分の文鳥が外の世界に逃げてしまうと、しばし絶望である。ショックで、逃げた場合の対処法を行動に移すことすら相当な気力が必要だった。一旦、広い外に出てしまったら小さな小鳥を発見するのはかなり難しい。いくつかの幸運が重なった結果、文鳥ブルーはまた家に帰ってくることができた。

ネット上の数々の迷い鳥の情報に、同じ思いをしている飼い主のことを考えると、短時間ではあったが同じ当事者として心が痛い。早く再会できるといいなと思う。

文鳥公園

文鳥を放し飼いにしている公園がある。神奈川県相模原市にある相模原麻溝公園だ。

f:id:obakediary:20170625104249j:plain

敷地面積約45.3ヘクタールの広々した公園。

ふれあい広場という園内の小さな動物園の中に、文鳥を間近に見られるバードケージがある。

f:id:obakediary:20170625105837j:plain

▲バードケージの入口に直行した。

f:id:obakediary:20170625105939j:plain

▲中に入った。引いた写真じゃわからないんだけど、あちらの枝からこちらの枝へ、小鳥が目の前をせわしなく飛び回ってる。

f:id:obakediary:20170625110330j:plain

文鳥がいっぱいいる!

f:id:obakediary:20170625110419j:plain

f:id:obakediary:20170625110441j:plain

f:id:obakediary:20170625110505j:plain

f:id:obakediary:20170625110634j:plain

f:id:obakediary:20170625110652j:plain

こんなに大量の文鳥見たことない。

f:id:obakediary:20170625110924j:plain

f:id:obakediary:20170625110804j:plain

部屋はふたつに区切られており、もう片方には錦華鳥と十姉妹、ヒメウズラなどがいる。文鳥は気が強いので他の小鳥と分けてあるんだろう。ただお互い少し侵入してたけど。

f:id:obakediary:20170625111148j:plain

広場には小鳥以外の他の動物もおり、おきまりの羊とヤギや

f:id:obakediary:20170625111406j:plain

f:id:obakediary:20170625111506j:plain

f:id:obakediary:20170625111326j:plain

ちびっこが乗馬できるポニー

f:id:obakediary:20170625111550j:plain

クジャク

f:id:obakediary:20170625111612j:plain

ひたすらにじっとしているモルモットなどとふれあえる。

公園のシンボル、高さ55メートルの展望塔へ上がってみる。丹沢の山を見渡せる。

f:id:obakediary:20170625111740j:plain

文鳥がたくさんいる、ということしか知らずに訪れたが、広い園内にはたくさんの動物(干支でいうと、虎と竜以外は揃ってた。)と、きれいな芝生広場や噴水、熱帯植物の温室まであって、1日のんびり楽しめそうな公園であった。

小網代の森

網代(こあじろ)の森は、神奈川県三浦半島の先端にある、相模湾に面した70haの森。ここは、森林、湿地、干潟及び海までが連続して残されている、関東地方で唯一の自然環境で、希少種を含む多くの生き物たちが多様な生態系を形成している。

行き方は、京急線の終点、三崎口駅からバスに乗り換えて10分くらいです。

 

f:id:obakediary:20170508174133j:plain

▲スタート地点は鬱蒼とした源流の森。ここから海まで散策路を歩いて行く。

f:id:obakediary:20170508174302j:plain

f:id:obakediary:20170508174410j:plain

▲シダが群生。

f:id:obakediary:20170508174732j:plain

f:id:obakediary:20170508174842j:plain

▲森を抜けるとだんだんと景色が開けてくる。

f:id:obakediary:20170508175000j:plain

f:id:obakediary:20170508175059j:plain

▲湿原になってきた。このあたりは5月後半から6月にかけて、ホタルを観察できるらしい。

f:id:obakediary:20170508175252j:plain

f:id:obakediary:20170508175427j:plain

▲海が見えた。ここまでゆっくり歩いて60分くらい。

f:id:obakediary:20170508175517j:plain

f:id:obakediary:20170509095356j:plain

▲干潟にはチゴガニという水色の小さなカニが生息しており、一斉に求愛ダンスを踊っていた。バンザイを繰り返す姿がかわいい。

f:id:obakediary:20170508175657j:plain

▲小網代湾。ゴール。

 

1980年代前半には、小網代周辺で大規模なリゾート開発の話が持ち上がったが、この貴重な環境を失うのは惜しいということで、地元の人や県によって保全活動がはじまったそうだ。この日も保全管理ボランティアのおじさんが数名、干潟付近にいていろいろ解説してくれていた。

歩を進めるたび植生が移り変わっていく不思議な森。菜の花やフジも満開で居心地の良い場所である。次はホタルを見に行きたいなあ。

 f:id:obakediary:20170508175750j:plain

f:id:obakediary:20170508175805j:plain

怖い音楽

生理的に不安や恐怖を呼び起こす音楽があると思う。以下は私の怖い音楽。

NHK 小さな旅のテーマ

とても綺麗なメロディなのに、日本のきびしい自然の中でじっと耐えて生きなくてはいけない、生まれた場所を選べなかった、逃れられなかった人々のあきらめたようなやるせない沈んだ気分になる。

 

映画 南極物語のテーマ(1983年)

映画は見たことないけどテレビなどでたまに使われていた。すぐさま逃げ出してしまいたいような過剰なメロディが苦手だ。

f:id:obakediary:20170502180120j:plain

https://youtu.be/93XFgcyaP6A?t=2m

 

NHK特集 シルクロードのテーマ

なんかこれもつらい。果てしないシルクロードではたくさんの悲劇があって一体どれほどの人間が殺したり殺されたりのたれ死んだのだろうとか思ってしまう。


機関車やえもんの歌

歌ってるおじさんの声が怖いのと、影絵がどうしても怖い。トラウマアニメ。

 

 

どうしようもない不安、焦燥感と無力感、そして絶望...。

大抵、子供の頃にテレビなどでよく耳にした曲だ。なぜトラウマになってしまったんだろう。どういうメカニズムなのかよくわからないところがますます怖い。NHKが多いような気がする。あとシンセサイザーの音。

他にもありそうなので思いついたら追加しようと思う。その度に精神的に追い詰められていくのだけど。

成田を散歩した

成田山新勝寺は初詣客数が全国2位という初詣のメッカらしい。私の家は初詣の習慣はなかったので、メジャーな場所のわりにはどんなところかよく知らなかった。

f:id:obakediary:20170411153407p:plain

成田駅を出てすぐ参道になっている。古い建物が多い。

f:id:obakediary:20170411153421p:plain

f:id:obakediary:20170411153434p:plain

参道を15分くらい歩くと寺に到着する。

f:id:obakediary:20170411153829p:plain

▲総門

f:id:obakediary:20170411154029p:plain

▲立派な大本堂 。三が日は人で溢れかえるようだ。

f:id:obakediary:20170411155440p:plain

お坊さん。

f:id:obakediary:20170411155516p:plain

▲大本堂の裏の方にある平和大塔。成田山の歴史の展示などがあった。寺にゆかりある市川團十郎の絵など。

f:id:obakediary:20170411155844p:plain

ちいちゃな滝や庭園もある。

参道に戻り、ごはんを食べる。成田はうなぎが有名で老舗っぽいかんじのうなぎ屋さんが多い。私は個人的に、うなぎの絶滅を非常に危惧しており、うなぎ資源が回復するか、安定的に完全養殖できるまで数年前からうなぎを食べるのをいっさいやめている。周りはほぼ全員うな重を食べている中、天丼にした。天丼はおいしい!

f:id:obakediary:20170411160004p:plain

一緒だった友人はふつうにうな重を注文し美味しそうに食べているので、昨今のうなぎピンチ事情を説明したが鼻で笑われた。なんて鈍感なんだろうか。

 

もうひとつ行きたかった場所に行く。成田空港のすぐ近くの公園「さくらの山公園」。

f:id:obakediary:20170411162003p:plain

丘の上の広場からは滑走路が一望できる。

f:id:obakediary:20170411162327p:plain

f:id:obakediary:20170411162354p:plain

f:id:obakediary:20170411174811p:plain

f:id:obakediary:20170411162429p:plain

多いときで5分に1回、飛行機の発着が間近で見られる。その日の風向きによって飛んでいく方向が変わるそうだ。この日は着陸。巨大な機体とジェットエンジンの轟音は圧倒的な迫力。

f:id:obakediary:20170411163416p:plain

成田空港には世界中の飛行機がやってくるが、この日は40分くらいいて、ANA、デルタ、ユナイテッド、FedExベトナム航空の5種類確認できた。ほとんどANAかユナイテッドだった。もっといろんな国の航空機が見たかった。FedExの貨物機は窓がなかった。

最後に空港のカフェでコーヒーを飲んで帰った。

f:id:obakediary:20170411163543p:plain