犬と小さい山に登る
犬を連れて川や海に行ったら楽しかったので、今度は山に登ってみることにした。
あまり高すぎる山や高尾山みたいな人が多い山は難しそうなので、家から近い小さな山がいいと思った。犬連れ登山について調べていると、楽しい犬連れ登山ガイドというサイトがあってとても参考になった。ここに載っていた丹沢の端っこの日向山(404m)へ行くことにした。
犬連れ登山ガイドは、Yahoo!ジオシティーズサービスの終了に伴って、2019年3月末でなくなってしまうっぽい。残念。
平野から山が始まるあたりにある小さな山、日向山。山の麓にある日向薬師は関東有数の古寺だそうです。
家から日向山までは1時間15分くらい。車に慣れてないプロペラはクレートの中でそわそわしてる。
日向薬師の駐車場に登山道の入口があり、ここからスタート。
山から落ちたら困るのでハーネスを付けた。制御しやすいように首輪にもリードもつけているので、犬と2本の紐でつながった。超安全な感じ。
天気も良くて気温もほどよく穏やかな日。
コーギーは足が短いので急な段差は行けるか少し心配だったけど、30cmくらいまでの段差だったらなんとか頑張って登っていた。
体型的に山に不向きな犬種に見えるけど、Wikipediaのコーギーのページには、「...同伴動物として適していると同時に、アジリティ・トライアル(障害競技)にも適している。」と書いてあって、この通りなら山登りも案外行けるのではと思った。でも訓練なんかしてないのでちゃんと見てないとすぐに穴などにはまってしまいそうだ。
「クマ出没注意」クマが出たらこの犬は飼い主を守るため果敢に吠えるぐらいはしてくれるだろうか。
1時間くらいで山頂に着いた。ほとんど人に会わなかった。林の中なので展望はあまりよくない。
古い祠とよくわからない「ナイスの森」看板。
ここでお昼ご飯を食べることにした。プロペラのごはんは朝夕だけなので見学。残念!
下山は来た道を引き返すのではなく、亀石という目印を経由する道にした。
途中で倒木が散乱している場所があったけど、夏とかに豪雨か何かで崩れてしまったのかもしれない。
亀石という巨大な岩。
岩を支えてるふうの木の枝は何でしょうか。おまじない?
1時間かからないで道路に出た。ここから駐車場までは歩いて30分くらい。
途中にある七沢展望台。
この展望台、googleマップのレビューに「夜は動物達が大量に現れるので怖いです」という書き込みがいくつかあって、おもしろそう...と思ってしまった。
せっかくなので日向薬師にも寄った。本堂は国の重要文化財に指定されていて、茅葺の屋根も迫力があってかっこよかった。
日向山は登山というより散歩の延長みたいな感じで山歩きできるのでよかった。
ひとりで黙々と山を歩くのも静かでいいけど、単調になってしまう時がある。犬を連れて行くとなんかワクワクして飽きないので楽しかった。プロペラも草の匂いをかいだり、たまに崖からそろそろ下を覗き込んだりして、たぶん楽しそうだったと思う。
その2↓
50km歩いた
年末年始の連休は時間がたくさんあるので、歩けるだけ歩いてみた。
100km歩くのはたぶん無理だけど、半分の50kmなら歩けるんじゃないかと思い、家から60km弱の小田原を出発地点にして、横浜市港北区の自宅に向かって31日の早朝から歩くことにした。
6:20 JR小田原駅を出発。ここから東海道(国道1号)を東京方面へ歩く。
6:54(3.0km)酒匂川で2018年最後の日の出
6:54(6.8km)ちらちらと建物の隙間に見える海が気になってJR国府津駅周辺で少しだけ海岸に降りてみた。砂の上は歩きづらいので100mくらい歩いたあと道路に戻った。
国道1号は交通量が多く騒がしいので東海道線沿いの細い道を歩いてみた。電車が通過する音以外は静かでよかったけど、景色に変化がなく退屈してきたので国道に戻った。
10:00(16.6km)2時間40分歩いてJR大磯駅。コンビニでカロリーメイトとグミを買った。
11:17(21.1km)JR平塚駅周辺。大きい神社があった。地図で見たら平塚八幡宮という神社だった。境内は初詣の準備で忙しない雰囲気で、はじめて明日は新年なんだなーという気持ちになった。少し疲れてきた。年内には家に帰りたい。
11:38(22.3km)相模川を渡ると茅ヶ崎市だ。小田原からだいぶ離れた気がする。この辺りで、このまま東海道を歩いて、港北区の自宅よりも10kmくらい手前の横浜駅をゴールにしようかなという気になってきた。というか体力的にそう決めた。
13:36(30km)藤沢市に入った。完全に湘南である。横浜なんてもう近所だ。足の痛みが気になってきた。歩行者通行禁止の藤沢バイパスが現れ、結構遠回りをすることになったり、突如、スマートフォンの充電ケーブルが断線するなどトラブルがあって気力が削がれた。遊行寺坂という結構急な坂も堪えた。
15:34(35.1km)横浜市戸塚区。とうとう横浜市に入りなんか少し感動してしまった。日が傾いてきた。
東海道(旧)を歩いてると時々、街道や宿場にまつわる案内板やら目印があって面白かった。じっくり読む余裕はないけど。40kmを越えてから足の痛みが我慢できなくなってきた。
戸塚に入ってから道路は常に緩やかな起伏が続くような感じで、普通だったらなんてことない傾斜も、足に激痛を抱えるものにとってはつらい。交通量も多く車も猛スピードでつらい。
17:20(46km)足をひきずりながらJR戸塚駅に到着。もう暗い。誰に強制されたわけでもなく好きでやってることだから楽しくないとは思わないのに、ものすごいつらさが迫ってくるよくわからない気持ちだった。
ここでおしまいにして電車に乗って帰りたかったが、あと4kmでキリの良い50kmなので隣の東戸塚駅まで歩くことにした。残り12km歩けば横浜駅だけど絶対無理だった。腰の曲がったおばあちゃんに追い越されるくらい歩くのが遅かった。もう最後なので(?)出発の前に入れておいた靴の中敷と足の裏に張っていた絆創膏を全部剥がしてゴミ箱に捨てた。昔、競技中にサングラスを放り投げたマラソン選手が話題になったが、その人の心境とは別に同じではないと思う。
18:30(51km)東戸塚駅。ほぼ12時間歩き続けた。ゴールだがつらい以外の感想はなくすぐに電車に乗って帰った。
100km歩く人は、距離的にここからまた小田原まで復路するわけだからもしそういう人がこの時隣にいたらそれは本当に頭がおかしいとこの時は思った。シューズとか装備を長距離歩くためだけに万全に準備すればいけるのかもしれない。履きなれた靴がいいと思って、一年間履き続けたランニングシューズで挑んだがクッション性とかがだいぶ劣化して足にダメージが大きかったのではないかと個人的には思ってる。が、もう二度とやらないだろうしやりたくないのでわからない。とりあえず35kmくらいまでは正常に歩けるし、ウォーキングのアプリで色々平均ペースなどのデータを取ったので何かの目安にはなりそうかなと思った。家に帰って足の裏を見たら左右に水泡が二つずつくらいできてた。
歩いた距離:51.39km
歩数(移動間含む):71,719歩
時間:12時間8分
平均速度:4.2km/h
実際に歩いたルート
犬と旅行する
動物を飼うことが好きだけど旅行も好きだ。でも動物を飼うと旅行には行きづらくなる。動物と暮らすということはそういうことだ。
では犬を旅行に連れて行くのはどうだろうか。なんだか楽しそうだ。というわけで犬と旅行してみた。
とは言うものの、実際は行き先はけっこう制限されてしまう。落ち着きがあるとは決して言えないうちの犬が、移動中や旅行先の慣れない環境では、きっと興奮して大人しくできないだろう。人間側も犬連れ旅行がどういう感じなのかよくわからない。したがって行き先はあまり遠くない場所で、宿も全面的に犬を受け入れてくれるところが良さそうと思った。最近はそういう宿も増えているようだ。千葉県の八街市に、広いドッグランとか池とか犬同伴OKのレストランやホテルがあるドッグリゾートなる場所があったのでハードルを下げまくってそこへ行くことにした。
車に乗せられたプロペラ(2歳2ヶ月)。車に乗るのは3回目だがなかなか落ち着かず1時間以上ヒーヒー言っていた。
直行するだけではちょっとつまらないので八街を通過して、太平洋を望む九十九里浜へ向かった。
広い!視界の果てまで海岸。
楽しそうに走り回っていたのでよかった。あまり腹ばいで海に浸かって欲しくはなかったけど...。
砂浜に馬の蹄の跡がずっと続いていた。ここをマツケンサンバが大疾走したのだろう。でも将軍だから千葉じゃなくて静岡…?遠山の金さんて暴れん坊将軍と同じ人?まあどうでもいいや。
サーファーの人とかが身体流す蛇口のところでプロペラを軽く洗って海をあとにした。1時間くらいでドッグリゾートに着いた。
なんだかいろいろあるっぽい。広いドッグランが3箇所くらいある。隣の敷地はゴルフ場。
フロントへ行きチェックインしている間もプロペラは全く落ち着かないでそわそわヒーヒー言っていてこいつはダメかもしれない...。と先が思いやられた。
部屋に入ってもずっとウロチョロしている。まあいつもの家と全然違うからしょうがないね。粗相しそうな気配もあったので、念のため用意してきたオムツを着用していただいた。一応、床とか壁とかは汚れに強そうな材質でできている。
早速外へ出てみたが、この敷地にいる犬はみんな躾がちゃんとしていて、マナーをわきまえて遊んでいる犬ばかりのように見える。そもそもドッグランとかいう場所にすら一度も入ったことがない我々はなんだか気後れしてしまった。プロペラもシャカシャカしていて、いきなりドッグランに投入してどんな行動をするか不明で怖かったので、誰もいなそうな奥の方にある散歩コースへ行った。飼い主も犬以上に人見知りなのである。
一周30分くらいの散歩コースもいろんな草木があって静かでそれなりによかった。
戻ってくると、だいぶ人も犬も少なくなっていたので、誰も使ってないドッグランに入ってリードを外してあげて遊んだ。
冷たい湧き水の池にじゃぶじゃぶ入ったりして楽しそうだった。足の短いくせに結構水に入るのが好きらしい。去年の夏、川へ遊びに行った時あまり楽しくなさそうだったのは流れが早かったからか。
夕食のレストランに犬も連れていいことになってるが、プロペラは絶対大人しくできないと思ったので部屋に置いて行った。レストランに来ている人は全員愛犬と一緒で、テーブルの脇の犬たちは与えられたご飯を食べ終えたあともじっと待っていて感心した。奥の席で、超でかい白い犬(ホワイトシェパードという犬種らしい)を2頭も従え、静かに食事をしている人がいて、Game of Thronesのスターク家がいる…と思った。部屋に戻りプロペラに家から持って来たいつものご飯食べさせてこの日は終わった。
翌日は1日雨の予報だったので、早朝まだかろうじて雨の降ってない時間に外を散歩した。
濃い霧がかかっていた。
朝食もプロペラは部屋待機。昨日から見慣れないものに囲まれずっと走り回っていたので、さすがに疲れていたのだろう。帰り道は大人しく眠っていた。お疲れさま。
山へキャンプに行った
夏っぽいアウトドアなところへ行きたいが、最近の外は暑すぎて危険なのでできるだけ涼しいところがよい。標高が高いところは涼しい。高度が100m上がると気温は約0.6℃下がるのだ。標高1500mの山の中にあるキャンプ場に行くことにした。
中央自動車道で甲府を通過し目的地の山梨県北部の北杜市までやってきた。友人がこの辺りにある熊料理のお店に行きたいというのでまずはそこへ行った。壁に熊が貼り付いている。すごいスピードで走ってきてバーンとぶつかってそのままなんだろうか。
ぺらぺらの熊。
熊肉丼(1800円)らしい。熊を食べるのは初めてだ。牛スジを煮込んだような感じ。香草も使っていたので生臭いのかもしれない。まあおいしいけど味とかそういうことより熊という珍味を楽しむものと思った。きのこ汁がおいしかった。
キャンプ場は標高2,230mの瑞牆山(みずがきやま)の麓にある林の中。
気温は体感的には28℃くらいで圧倒的に過ごしやすい。夜は少し寒いくらいだ。
キャンプ場の一番奥の区画にテントを設置した。天気予報があまり良くなかったので今回は初めてタープ(天幕みたいなやつ)を導入した。居住スペースをすっぽり覆うことができた。
雨が降っても大丈夫そうだ!
付近を散歩した。渓流があり水は冷たかった。友達はこの二人しかいません。
白い砂利にボロボロした脆い石ころが混じっている。瑞牆山は花崗岩でできているらしい。風化を受け脆くなった山頂付近の花崗岩がここまで流れてきたと思われる。林の中からは瑞牆山はよく見えないが、ちらっと木々の隙間から見える山頂は岩肌がむき出しでとても迫力があった。
ゴロゴロと音を立てる不穏な入道雲が近づいてきたようなので、テントに戻って火を起こした。日が暮れると雨が降りやがて土砂降りになった。
上空に張り巡らしたタープのおかげで全く濡れない。タープはすごい。しかしよく考えるとキャンプ場へ行くと周りは大抵タープを使っていたので、キャンプ慣れしてる人にとっては装備として当たり前だったのかもしれない。なんかうやむやになって肉と酒しか買ってこなかったのでひたすら肉だけを食べ続けた。
雨は降ったり止んだりだけど、時々晴れると星空が素晴らしかった。本当に満点の星で流れ星もビュンビュン飛んでいた。
朝、青空が見える。木々に覆われてるのでテントが乾かず仕方ないので濡れたまま撤収した。
帰り道で日帰りラジウム温泉に入って、食堂でそばを食べた。
山梨といえば果物だ。農産物直売所で立派なブドウや桃を買って帰りました。
はとバスで東国三社
ふだんツアー旅行を利用することはまずないけど、はとバスに一度乗ってみたかった。
そういえば会社で加入している健康保険で、はとバス旅行に補助金が出ると聞いたことがあったのを思い出し調べたら、申請手順に、FAX、電話、インターネット全てを駆使するという嫌がらせのような煩しさだったので、もう普通に予約することにした。FAXって...。
東国三社を廻るコースを選んだ。東国三社とは、関東地方東部にある鹿島神宮・香取神宮・息栖神社の総称。いずれも利根川下流域に鎮座していて、結構近くにまとまってる。香取神宮と鹿島神宮は予てから訪れたい場所だったが、電車で行くにはちょっと大変だし、かと行って泊まるには近すぎるような気がしたのでバスツアーがちょうどよいと思った。
当日の朝、早めに集合場所へ着くとすでにツアー客らしい人たちが集まっていた。見たところ過半数は中年女性だった。ひとりで参加してる人も4人くらいいた。出発時刻になりバスの座席に着席し、渡されたバッジを帽子に付けた。これで立派な団体ツアー客となった。バスガイドさんのいる旅行なんて遠足や修学旅行以来なのでなんだかワクワクした。
行程の最初は昼食で、成田のホテルでのバイキングだった。“ビュッフェ”とは言わず“バイキング”と言うところに、はとバスらしさがある気がした。
高速道路を降りると広大な水辺だった。利根川と霞ヶ浦の景色だ。
はじめに息栖神社に着く。ここだけ神宮ではなく神社で、鹿島・香取神宮と比較するとこじんまりとしているが、立派な巨木が真夏のような日差しを遮って境内は涼しかった。
広い参道や、楼門、拝殿、本殿が森の中に佇んでいる感じがとても良かった。やっぱり大きい神社には大切にされてる大きい木がたくさんあるところがいい。
境内の奥にある御手洗池。1日に40万リットル以上の湧水が流れてるとのこと。
神の使いの鹿も飼われていた。
これは要石といって、香取神宮にも同じものがあるんだけど、地震を起こすナマズの頭を押さえ付けている石なんだそうです。
私は観光地で売ってる味噌を塗って焼いたこのお団子が好きで見つけると買ってしまうのである。
参道の入口に土産店が並んでいる。厄落とし団子というのが名物らしく、さっき鹿島神宮でふつうのお団子を食べてお腹いっぱいになってしまったことを少し後悔した。
香取神宮は鹿島神宮よりも比較的参道とかが整備されているような感じだった。緑も豊かで建物は立派だしかっこよかった。
朽ちた古木の中に入ってみた。
お土産屋さんの看板犬。
見学時間が、息栖神社30分、鹿島神宮・香取神宮それぞれ50分と正直言って短くて、結構時間を気にしてしまった。もし御朱印なんか集めていたら並んで書いてもらう時間はなさそう。最後になぜか佐原市の酒蔵を見学(&試飲)した。酒蔵もそれなり面白かったけど、これがなければもっとたくさん神社を見られたと思った。私も含めて40人くらいの団体であったが、誰一人として集合時間に遅刻せずみんな優秀だった。ひとりくらいわがまま言ったり大遅刻したりするめちゃくちゃな客がいるのかと思ったけど、そんなことはなく極めて平和でした。帰り道、少し渋滞したが、解散時刻ぴったりに東京駅に到着したのはすごい。
またいつか乗るかはわからないけど、はとバスツアーは便利だし新鮮で楽しかった。
野宿の話
極貧時代、国内旅行するときは移動手段は原付2種で、宿に泊まるお金もないのでテントを持って行っていろんな場所で野宿をしていた。
キャンプ場
日本にはキャンプ場が多い。今日はこの辺で休もうと決めた時、近くに、安い町営とかのキャンプ場があったらそこに決める。野宿というかキャンプのために用意された場所なので安全安心。
河原
キャンプ場以外で一番好きな野宿ポイントは河原だった。大きな川は河川敷があって、広くて静かな場所を見つけやすい。テントがぽつんとあってもキャンプっぽくてあまり不自然に見えない。下が石ころなので水はけがよくテントが汚れない。天気が悪い時は増水するのでやめたほうがいい。
海岸
日本の海岸線は長いので、ひらけた海の近くは野宿にぴったり。ただ言うほどちょうどよい場所がない。都市部では港や工場の埋立地になってるのでダメだし、海が近くても、崖になっていたりしてそう簡単によい場所は見つからなかった。暗くなってもちらほら人が来るので警戒してしまう。
防風林
浜辺が目立ちすぎる場合、防風林の中の方でもいい。
漁港
崖ばっかりの海の近くでどうしようもなくて漁港の端っこで野宿した。写真は震災の2年前の岩手県のとある漁港。もう10年も経ってしまった。
山(森林)
山の中は野宿できる場所が意外と少ない。平坦な場所がなく、日陰でジメジメしてるので、場所的にも精神的にもテントを張りづらい。山の中でひとり夜を明かすのは結構怖い。下の写真は山の中の使ってない牧草地で快適だった。
橋の下
止みそうもない雨が降ってる時にテント張った。頭上を通過する車の音がうるさい。ジメジメしてるような粉っぽいような雰囲気で残念な気分になった。
公園
都市に近いほどよくない。夜も人通りがあるので不良にいたずらされる恐れがある。止むを得ず、住宅街の中の小さな公園でテント張っていたら、人目につきすぎて落ち着かなかった。
平城宮の跡地
奈良でやたら広い原っぱだなと思って一泊してあとで地図見たら遺跡の上だった。規則的にあんまりよくないと思うけど、特に汚したり穴を掘ったりしてないので大丈夫だと思う。
道の駅
トイレも近くにあるし快適ではある。車の出入りが多そうなので、あんまり野宿はしなかった。
初めて訪れた土地でテントを張るのに適した場所を確保するのはなかなか難しい。人が来なそうでいて、人里離れすぎない場所がいい。もっと神経が図太く屈強だったらそれこそテントもなしでどこでも眠れるのかもしれない。でも、その日限りの秘密基地のような場所で、夜空の星と不気味な闇と共に過ごす夜は今思えば貴重であった。