土を使わないで野菜を作る
今のところレタス、サラダ菜、水菜、パクチー、ラディッシュ、枝豆、ミニトマトなどが収穫できた。
栽培器はメーカーが出している専用のものも売ってるけど、けっこうな値段するので、自作するのがオススメ。100均や身近にあるもので簡単に仕組みは作れるし、いろいろ工夫もできて楽しい。
液肥(肥料)は専用のものを使う必要がある。初心者にも扱いやすいハイポニカという液体肥料。500倍に薄めて使う。500mlで1200円くらい。
【やりかた1】水切りかごとお茶パック、ハイドロボールで作る
お茶パック(100均で売ってる)の中に土の代わりのパーライトもしくはハイドロボールを詰めて、種をぱらぱら蒔いて、キッチンの水切りかごに並べて入れて液肥を加えた水を、袋が少し浸かるくらい注ぐ。水が減ったら追加するだけ、あとは発芽したら良きタイミングで間引く以外はだいたい放置。
本やネットの記事では土の代わりはパーライトを使うのが多い。はじめはパーライト使ったけど、一度きりの使い捨てになるので、値段は少し高いが洗えば何度でも使えるハイドロボール(ハイドロカルチャー用土)を使うことにした。
密集してるのであんまり大きくならない葉モノなどが向いていると思う。
レタス
収穫したあとは根や汚れたお茶パックは捨てて、ハイドロボールを洗って干して再利用。
【やりかた2】空きのペットボトル、スポンジなどで作る
【1】に比べると少し本格的な気がする。こちらの本を買った。容器の作り方や野菜別の育て方が詳しく書いてある。
2Lのペットボトルを上の方で切って、上容器に苗を固定、下容器に水を入れる。アルミホイルをぐるぐる巻いて遮光して水温が上がらないようにする。
上記の本では、固定用にパームピートという椰子の繊維を砕いたものを使ってるが、手に入らなかったので100均のスポンジをカットして土台を作った。
水槽などで使うエアポンプで根に空気を送ると良く育つようなのでブクブクを突っ込んだ。本当はブクブクを使う場合はもう少し大きな容器でやるって書いてあった。
管を通気口から通した。ポンプ自体は部屋の中。管は途中で分岐させ同時に2つの容器に空気を送ってる。
枝豆。こちらはエアポンプは使ってない。使わなくても十分育った。
食べました。
【虫が発生するのを防ぐ方法】
ネットで見た記事に書いてあったので真似したら便利だった。100均の大型の洗濯ネットと、メッシュBOXで作る防虫ネット。この中に容器を突っ込んでチャックを閉めれば害虫が入り込むのを防ぐことができる。ただ光量は多少落ちるのと、風がなくなるので実をつける野菜は受粉を手伝う必要があると思う。
水菜
【雨よけ部屋】
屋根のないところに置く場合、雨が降ったら溶液を全入れ替えしないといけないので、即席雨よけ部屋を作った。
雨水が入らなくても1ヶ月に1回程度は溶液を全入れ替えするとのことだがめんどくさいのでやってない。
【まとめ】
良いところ
土を使わないので使い終わった土の処理も必要ない。
連作障害がない。
狭い場所でも大丈夫。
工作が楽しい。
悪いところ
野菜が大きくならない。(やり方次第?)
作った用具のあと片付けがめんどくさい。
一通りやるとそれで満足してずっと継続しようとはあまり思わないかも。これは私が飽きっぽいだけ。
水耕には水耕の特殊なコツがあるようなので、試行錯誤が必要。安定度で言ったらやはり土か。
気になる「味」は、やっぱり土で作った方がおいしい気がする?土で作った野菜はうまい!という先入観や自然ぽくない見た目のせいかもしれない。良い舌を持ってないのでよくわかりません。
おまけ
ハイポニカを作ってる会社では同液肥で育てたトマトの”木”がある。なんと1,7000個のトマトが採れるとのこと。すごい。見た目がすごい。
追記
寒くなってきたので大半の野菜は片付けたが、日当りの良い場所でクレソンを育てている。クレソンは水が好きなので水耕栽培に向いているのだ。これは一年中収穫できそう。
道迷い遭難
この本読みました。道に迷って遭難した人たちの記録。
http://www.amazon.co.jp/dp/4635140067
どの事例もきっかけはちょっとしたルート選択のミス。登山の鉄則は「おかしいと思ったら引き返す」「迷ってしまったら決して沢には下らず、尾根を目指して登ること」ということなんだけど、早く下りたい気持ちで沢を下ってしまう人が多い。そして沢には崖や滝があることが多く、進めば進むほど行動不能に陥っていく。
遭難してしまうと登山経験豊富な人でも冷静な判断をするのは非常に難しく、あとで思い返せばどう考えても間違っていた行動をとってしまうことが多いそうだ。
日が暮れる前に早く下山しなくちゃという焦りが募り、滝から飛び降りて足の骨を折って動けなくなったとか。冬山で些細な判断ミスを重ねてしまった結果、凍傷になって最終的に手の指を何本か失うことになったり。
幻聴・幻覚に悩まされることもある。木々のざわめきが人の話し声に聞こえ「助けに来てくれた!」と勘違いしたり、突然目の前に電話ボックスが現れて「ここは迷いやすいから誰かが設置してくれたんだな」とか。冷静に考えたら到底ありえない。
またちがった意味で悲惨だったのが、数十人の大きなグループで遭難した事例の話。
捜索隊が出動して救助されたまではいいけど、遭難者の数が多いだけに、マスコミが大量に押し寄せて、実のところは大した遭難でもないのに大騒ぎになってしまい、リーダーの人は叩かれ炎上し、鬱になっちゃってしばらく引きこもり状態になったとか。
この事例は、千葉の山の話。千葉の山?千葉にそんな険しい山あったっけ…?意外に思ったが、千葉の山はとても迷いやすいらしい。そういえばマザー牧場や鋸山に行った時に高いところから見えたのは、同じような低い山がどこまでもずっと続いてる景色だった。確かにわからなくなりそうだなと思った。
自然のあるところが好きなので私も山にはよく行ったりするけど、登山目的では行ったことはほとんどない。もっぱらロープウェイで上がって山頂付近の整備された散策路を歩くとか。
そういえば、一回ちょっとだけ遭難しかけたことがあったのを思い出した。山奥に廃村があるというのを聞いてひとりで探検に出かけたとき、廃村の中を歩き回ってるうちに変な道に入ってしまってどんどん先に進んだら道がなくなってきて、やばいなと思って戻ろうとしたら、どっちに行けばいいのかわからなくなった。しばらくウロウロしてたら運よく元の道に出られたのでよかったけど、あのまま遭難してたら、山の装備も知識もゼロ、一人暮らしで行き先を誰にも伝えてなかったし、捜索もされずひっそり骨になっていたかも。山とは本当に遊びで入っちゃ行けないんだなと思った。
つくばサイエンス遠足 2016.7
茨城県つくば市は筑波研究学園都市といって、国や企業の研究機関が集中しており、いろいろな博物館や科学館がある。
広く浅く博物館などが好きなので、つくばエクスプレスに乗って行ってみた。
JAXA | 筑波宇宙センター
言わずと知れた日本の宇宙開発を担う研究・開発機関。敷地の一角にある展示館で人工衛星やロケットの模型など見られる。ほんものと同じ状態で作られたものも多く展示してある。ふだんは入れない施設を含めた予約制の見学ツアーもあるみたいだけど、ここだけでもじゅうぶんに面白い。1時間に1回ある説明員の人の解説を聞きながら見学するのがオススメ。前から気になっていた人工衛星の表面に貼ってある金色のアルミホイルみたいなやつのことも教えてもらった。
地質標本館
地質調査総合センターの展示施設。岩石・鉱物・化石などの標本が多数展示されている。大量の石、石石石。奥が深いというか次元が違うかんじで、素人にはきれいだなとか変わってんなとかいう語彙のなさすぎる感想しか出てこない。私たち以外のお客さんは3人くらいしかいなかった。その人たちも明らかに関係者のようで、展示を見る目が違っており、なにやら専門的な話をしていた。硬派で渋い博物館。でも私も石ころを拾い集めるのは好きなので見ていて楽しかった!
筑波実験植物園(つくば植物園)
とっても広い植物園。屋外区画と温室が3つ。敷地面積14ヘクタールに約5,000種の日本国内外の植物が管理されている。見応えあります。屋外にはキノコやカエルなどの生き物もたくさん。蚊も多いので虫除けスプレーを持って行こう。
植物園の敷地の中に国立科学博物館の自然史標本棟(正確には植物園が国立科学博物館の1研究部門)があるんだけどここもすごい。
見学できるスペースは1Fのほんの少し。ガラス越しに大量の骨格標本が見られるだけなんだけど、この建物がすごかった。
7階まであるフロアはあらゆる標本でぎっしりらしい。上野の国立科学博物館に収蔵されている標本はここの建物にあるもののほんの1%にも満たないんだって!見たい...。あとで調べたところ1年に1回こちらの見学会をやっているとのこと。今年はもう終わってしまったようなので近いうちに是非行きたい。
あと、国土地理院の地図と測量の科学館にも行ってみたかったんだけど、圧倒的な情報量に晒された脳みそには1泊2日でここまでが限界であった。暑かったし。次の機会に。
最後に、つくばエキスポセンターでプラネタリウムを見た。プラネタリウムのプログラムは「火星へ行こう」とかいうやつだったけど正直少しハズレだった、案の定寝てしまった。
雨を集める②
三ヶ月前、雨水を利用する方法をあれこれ考えていた。
要約すると「ベランダで、雨水をバケツに貯めて植物の水やりに利用したい」ということ。その後、いろいろ試行錯誤してなんとなく完成したので続きを書きます。
こんなかんじになった。
柵にくくりつけたスダレに当たった雨つぶが下に落ち、樋を流れて緑色のホースを通って灰色のバケツに貯まる、という仕組み。図説↓
バケツ(ゴミ箱)のフタを逆さにして小さく開けた穴から中に水が入る。
ホースの先端部分。
それでどれくらい貯水できるかというと、ふつうぐらいの雨が1日降ったら「ああそれなりに貯まっているな?」豪雨の場合は「おっ、水がいっぱいだ!」という具合で、実のところ単純にただバケツを置いただけと比べ、どれほど有効に機能しているかは不明。降水量をちゃんと計測しようとするとそれはそれでめんどくさそうなので適当です。
この形に落ち着く過程で、雨を受ける部分をビニールで作ってみたが、捕らえる水量は明らかにこちらの方が多いけど、風が強い日は吹き飛んでしまい危険なのでやめた。スダレぐらいの隙間がないと最上階角部屋のベランダでは風の影響を受けすぎてしまう。
まあベランダに水がめがあると、いくつかの鉢植えにちょっと水やりしたいなんていうときは便利。
あと、ハンギングしてる(木片などに貼り付けて吊ってる)植物などはそのまま突っ込めばいい。いちいちバケツに水を張る必要がないのでとても楽。
とはいえ、気まぐれに貯めた雨水だけじゃまかないきれないので、結局、散水ホースを買ってしまった。室内の洗濯機用の蛇口に接続してここまで引っ張ってきて使ってる。
鳥の餌台③
まだ1、2月の寒い頃、ベランダに野鳥を集めたくバードフィーダーを設置しました。
しかし上記の記事にあるように、冬の間に鳥を呼ぶことはとうとうできず気づけば夏がすぐそこまで来てしまった。はじめはこうだったものが、
当初の鳥を呼ぶとかいう目的は忘れ去られ、今はすっかりお祭り花壇になった。
しかし、プランターの野菜などを強風から守るために防風ネットやすだれを設置したり、季節が進み、鉢植えが増えごちゃごちゃしてくると、結果的に人間や天敵の視線から隠れられる遮蔽物が増えて、お皿に餌を置いておけばスズメなどが来るようになった。
季節柄、あまりあげすぎるのは良くないので週末だけにしてる。
カラスも来る。
車の免許が取れなかった話
私の持ってる唯一の資格は普通自動二輪免許です。
この免許があれば、400ccまでのバイクを運転できる。ただし排気量の大きいバイクは重くて運転するのがこわいので、125ccくらいまでのいわゆる原付2種といった、小回りのきく小さいバイクしか乗らない。
どうも自分は、大きなものを大きな力で操ることが向いてない気がする。大きな重機とか大きな船、飛行機とかを見るのは割と好きなんだけど。
車。バイクより圧倒的に大きくて重くて、パワーに溢れ全体的に馴染みのない光沢でツルッとしてる、車。とても自分の手には負えないもののような気がする。そんなものを操って、同じそんなものがせわしなく行き交う車道に出るなんて危険だと思う。車の運転なんて危険しかないのだ。
昔、休職したときに時間があったので、自動車運転免許を取るために教習所に通ったことがあった。でも運転の練習がどうしても好きになれず、行くのがめんどくさくなってすぐに行かなくなってしまった。教官が苦手だった。複雑な動作が全く不得意で、物覚えが悪いんだけど、さらに隣で矢継ぎ早に注意されるともう何が何だかわからなくなってだめ。集中している時に運転と関係のない世間話を時々挟んでくるのも許せない。結婚してます?結婚てどうですかねえ...?一体なんなんだ。
結局、仮免すら取れずに教習の期限が切れてしまった。車の運転は好きじゃないということを決して安くない金で認識できた。まあ私の日常生活では車は特になくても困らなかったので、必要性もなくやる気もあまりなかった。
車でどこか行くのは好きだけど、万年助手席ではカーナビ操作スキルと車内DJスキルが熟練するばかりで、運転してくれる人に少し申し訳なかったのと、車が不可欠な田舎で生活する日がいつか来るかもわからなかったから取れるのなら取っておこうと思ったけど、どうやら時は早かったみたい。
でも少しは運転を練習したので万が一、秩序も道路交通法もないパンデミックな世界が訪れても、乗り捨てられた車で廃車だらけの道路をゆっくり走って、人並みに安全地帯を目指せると思う。バイクもあるし。